様々な刈払機(草刈機)の比較と選び方
畑を無事借りる事ができましたが、まずは雑草の刈り込みが必要です。
でも、私の持っている刈払機(草刈機)は、100V電源の物だけ・・
庭の雑草用で、なるべく静かな物が欲しくてこれを使ってきましたが、さすがに家から離れた場所では電源がありません。
そこで、刈払機を新しく購入する為に、色々と調べてみました。
どんな種類の刈払機にするか
まずは、刈払機は大別すると4種類に分けられます。
- 2サイクルエンジン刈払機
- 4サイクルエンジン刈払機
- 充電式刈払機
- 100V式刈払機
それぞれ利点・欠点があり、どんな目的で使うかによって選べばよいでしょう。
それではひとつずつ、簡単に解説します。
2サイクルエンジン刈払機
2サイクルという構造のエンジンで刃を回す、 もっともメジャーで昔からある刈払機です。
山あいで高い音と白煙を上げて作業している方がいれば、だいたいこれですね。
2サイクルエンジン式のメリット・デメリットは以下の通り。
<メリット>
- 構造が4サイクルより単純
- その分軽くて安い
- その分修理しやすい
- 燃料さえあれば、広い面積を作業できる
<デメリット>
- 排気ガスが割と臭い
- 騒音と振動が大きめ
- 燃費が悪い
- 燃料の用意が容易でない(ガソリンとエンジンオイルを所定の割合で混合する)
4サイクルエンジン刈払機
4サイクルエンジンを搭載した刈払機です。
4サイクルとは自動車で使っている方式で、近年の刈払機でも使われる事が増えているようです。
メリット・デメリットは、ほぼ2サイクルの真逆です。
<メリット>
- 2サイクルに比べて静かで振動も少なめ
- レギュラーガソリンで動く為、面倒なオイル混合がいらない
- 燃費がいい
- 燃料さえあれば、広い面積を作業できる
<デメリット>
- 構造が2サイクルより複雑
- その分重くて高い
- その分修理が手間
同じ排気量で、少しでも安く使いたいなら2サイクル。
騒音を抑えたいとか、使う頻度が少ないなら4サイクルを選ぶといいでしょう。
充電式刈払機
エンジンを搭載せず、電気とモーターで刃を回すタイプです。
充電池の性能向上に伴って、一気に普及してきた気がします(2019年現在)
ちょうど今年のノーベル賞でリチウムイオン電池がクローズアップされ、話題にもなりましたね。
充電式で有名なのはマキタ製で、草刈正雄さんのCMがインパクト大でした。
エンジン式では構造上どうにもならない欠点を完全にカバー。
一般家庭に刈払機を大きく普及させた方式でしょう。
でも、もちろん逆の弱点もあります。
<メリット>
- エンジン音が無いので、非常に静か
- 燃料が不要で、使い始めるまでの準備が非常に簡単
- 残った燃料を気にする必要が無く、保管が楽
- 軽い
<デメリット>
- パワーが割と弱い(特に電圧が低いと顕著)
- 長時間の作業に不向き(交換用バッテリーがあっても、モーターが熱を持つ)
- 一度バッテリーが切れると、充電に時間がかかる
- 故障しやすいし、修理が高額になりがち
ご家庭の庭で使う場合なんかには、これ以上無いぐらい便利な充電式。
ただ、バッテリー付きで1万円以下のも結構多いですが、電圧が10v程度と低い物がほとんど。
このレベルだと、庭の柔らかい雑草や芝生程度ぐらいにしか使えないし、作業時間も15分前後と短いので、もしイネ科の太い雑草が多いとか、広い庭などの場合には、せめて18Vの物を選ぶと良いでしょう。
マキタの36Vクラスになると、一気にパワーが上がり、エンジン式に近い感覚で使えるそうです。
マキタの電動工具も色々持っているし、正直ちょっと欲しいんですよね(こうしてマキタ沼へ・・)
100V式刈払機
充電池ではパワーが足りない・作業時間が足りない。
そんな場合には、100Vのコンセントから電源を取るタイプの刈払機もあります。
私が今まで使ってきたのがこれ。
<メリット>
- 充電式と同じく静か
- それなりのパワーがある
- バッテリーや燃料切れが無い(モーターを休ませる必要はある)
- 充電池の劣化を心配しなくてよい
<デメリット>
- ケーブルが届く範囲でしか草が刈れない
自宅の庭で使うには良いですが、電源が確保出来ないと全く使えないという大きな弱点が・・
でも、燃料が切れる事は無いし、そこそこパワーもある割りには安価で買えます。
限定された範囲でなら、十分使えます。
どの刈払機を選ぶか
今回選ぶ基準は以下の通り
- 自宅から離れた畑で使うのがメイン
- ある程度パワーは欲しい(ナイロンコードも使いたい)
- 長時間の使用も想定に
- 予算は2万円台程(中古も有り)
以上の条件から、2サイクルの刈払機を選ぶことにしました。
ただ、すぐ壊れるような安価なやつでは無く、それなりに実績のあるメーカー・型式にはしたいと思います。
という事で、次回に続く。