日本最高峰のお茶、東頭(とうべっとう)を味わう

日本人なら誰もが口にする、緑茶。

日常すぎて、あまり高品質なお茶を飲む機会って少ないように思います。

でも我が静岡は言わずと知れたお茶の最大産地、そして周りにはお茶農家も多く、良いお茶を口にする機会も増えてきました。

その中でも、日本でも最高峰と言われるお茶、東頭(とうべっとう)を入手したので、せっかくだから水にもこだわり、より美味しい淹れ方で味わってみました。

最高級の煎茶・東頭(とうべっとう)

静岡市のお茶問屋、 株式会社葉桐の扱うお茶の中でも最高級の物が東頭(とうべっとう)。

100gで1万円と、結構驚くお値段です。

お茶の栽培限界点と言われる標高800mの、車では行けない急勾配の茶園で作られたお茶。

まさに天空の茶園ですね。

寒暖の差が大きく、かつ急斜面と、栽培する人間には厳しい条件ですが、だからこそ美味しく香り高いお茶が出来るのだとか。

そんな厳しい条件の中で、全て手摘みでの収穫、そして超浅蒸しの製法で作られるこだわりのお茶。

より美味しく飲む為の姿勢も大事です!

なお、入手したのは手頃なお値段でお試し出来る、15g入りです(^_^;)

氷出し煎茶でまずは頂く

甘みと旨味を最大限に引き出す淹れ方が、氷出しだそうです。

旨味成分であるアミノ酸は、低い温度でも抽出可能。

そして逆に渋み成分は熱い温度ほど抽出されるので、旨味と甘味が最大限引き出される・・という事ですね。

最高級煎茶・東頭(とうべっとう)

まずは茶葉を浅いお皿に置きます。

その上に氷を乗せ、少量の水を加えて後は待つだけ。(氷が溶けるのを待っても良し)

最高級の煎茶を氷出しで頂く

水を入れた場合は、数分待てば良いそうです。

なお、今回はこの氷と水にもこだわりました。

大井川の伏流水からの湧き水で、焼津にある「恵みの水」というところから汲んでいます。

いつものお茶も、この水で入れたら実にまろやか。

普通のお茶でも後味まで堪能出来る、驚きの美味しさでしたので期待が持てます(^^)

東頭(とうべっとう)の氷出し茶

湯呑に移して完成、茶葉がそもそも少ないので、ほんの少量です(^_^;)

大事に味わいましょう。

さてお味の方はというと・・

まず最初の感想は、「甘い!」ですね。

驚きの甘さ、これはおそらく旨味成分がしっかりと抽出されているからでしょう。

お茶の概念が崩れそうなぐらい。これを温めて飲んでも面白そうです。

そして後味までしっかりとしています。

さっぱりしているのに、しっかりと旨味が口に残る・・・

ゴクゴクと飲んでみたら、凄いんじゃなかろうか?・・といった感じでした。

60度の低めのお湯でじっくりと淹れる

続いては、パッケージに書かれている通りに淹れてみます。

パッケージには次のように「おいしいお茶のいれ方」と紹介されています。

  1. お湯で茶碗と急須を温める
  2. 急須のお湯を捨て茶葉を入れる
  3. 茶碗で湯冷ましした湯を急須へ入れる
  4. 茶葉が開き始めたら温めておいた茶碗にまわし注ぐ

また、茶葉の量は6g、お湯は60度で80cc。じっくり70秒・・・だそうです。

茶葉が少ないので、半分の量で試してみました。

東頭(とうべっとう)を淹れる

少ない量の茶葉なので急須は使わず、茶碗で淹れてます。

もちろんお湯は、さきほどの恵みの水を使いました。

温度も、温度計でバッチリ計ってます(^^)

東頭(とうべっとう)を味わう

70秒後、実に香り高いお茶の完成!

これまた少量なので、少しずつじっくり味わいます。

今度は氷出しとは全く違った味ですね。

先程はまろやかな甘さだったのに対して、すごく品の良い渋みがまず舌に広がります。

今まで飲んできたお茶とは全く別物の味で、旨味と渋味のバランスも凄く調和している感じです。

そして、飲んだ後もしっかりと口の中に残る旨味・・・

これもまた、たくさん飲んでみたくなりました(^^)

 

日本人にとって、まさにソウルフードでもあるお茶。

一度、最高峰の味を知っておくというのは、とても大事なのだと今回よくわかりました。

この経験を元に、色々なお茶を試してみたくなりますね(^^)