新しいパイプ小屋で、効率の良いもみがらぼかしの仕込み

9月に完成した、新しいパイプ小屋。

作った目的は、もみがらぼかしを効率よく仕込む為でした。

簡易出入口用ファスナーで出入口を作る・完成!ーパイプ小屋の拡張大作戦(10)

まぁ、今まで使っていた仕込み小屋の老朽化も激しかったって事情もありますけどね。

なにせ、コレですから。

しかもコレ、元々はちゃんとキットで売ってたビニールハウスだったんですよ。

でも、一年ほどでビニールは劣化し破れ、パイプは錆びて折れ、その都度補強と補修と拡張を繰り返すうちに、みっともないブルーシート囲いの小屋になってしまったと・・・

農地も広がり、作りたいぼかしの量も増えてきたので、心機一転新しい小屋を自作したという訳です。

考え抜いて作った小屋は、効率的にぼかしを仕込める!

新しいパイプ小屋は、ぼかし仕込み専用で作っています。

なので、長年ぼかしを仕込んできた経験上、より使いやすくなるような工夫をしてあるのです。

例えば、小屋内に水道を引いておいたり・・

匂い対策で排気を排水溝までガイドしてあったり・・

地面は透水性の防草シートで覆ってあったり・・・

とまぁ、そんな工夫の数々をようやく実践で確かめる日がやってきた訳です!

仕込むのは、いつも通りの乳酸菌もみがらぼかし。

詳しい作り方ガイドは、カテゴリから見て下さいね。

カテゴリ:乳酸菌もみがらぼかしの作り方

集めておいた籾殻と米ぬかを、だいたい半々でトータル120kgほど。

それに種菌を1%を混ぜ、100倍希釈の玄米アミノ酸酵素液を総重量の70~80%ほど入れれば準備完了です。

完成時は150kgほどになります。

下の防草シートのおかげで、じつに混ぜやすい!

以前もブルーシートを使ってはいましたが、小屋の外で混ぜ合わせた後に、この量を運び込んでいたので、恐ろしく手間でした。

小屋が大きくなり、下にシートも敷いてあるので、最初から最後まで小屋内で仕込みが出来るのは便利です。

100倍希釈液を補給するのには、らくらく液体肥料スプレイヤーが便利!

なお、今回から100倍希釈液を入れるのにも、ひと工夫してみました。

ホースの先端につけるだけで、勝手に100倍希釈してくれる便利道具を見つけたのです。

らくらく液体肥料スプレイヤーAQUA+という商品です。

使い方はいたって簡単。ボトルに原液を入れて、ホースと繋いで水を出すだけで、勝手に100倍希釈してくれます。

それ以上の希釈をする場合は、原液を対応表の通りに薄めれば、2000倍ぐらいまでは使えます。

今までは、希釈してからどうやって散布するか、色々悩んで工夫しての繰り返しでしたが、これはもう決定版ですね!

手元のスライドスイッチで水のON-OFFは可能

なお、これを使う場合の弱点は、入れた水量がわからない事。

私はもう握った間隔で適量がわかるようになったので良いですが、慣れないうちは空のバケツなどを使い、何秒で溜まるか時間を測るといいでしょう。

例えば、10Lのバケツを20秒で満タンに出来たのなら、100L散布するのに200秒掛かるという事ですね。

最初に必要な水量を計算しておいてから、何秒散布すれば良いかも計算する訳です。

 

今回、仕込みに掛かった時間は2時間弱。

材料を揃えるのに1時間以上使ったので、混ぜ合わせていたのは30分ほど。

最初の頃は、もっと少ない量で半日以上掛かっていたのを考えると、ものすごい進歩です(^^)

工夫を続けて効率良くしていくって、本当に大事だと思います。

さぁ、後は一ヶ月ほど発酵を管理していきましょう!

匂い対策や、切り返し対策の効果も確認していきたいところです。