乳酸菌もみがらぼかしの作り方2019秋(1)-省力化してみる
乳酸菌もみがらぼかし、今年も秋の仕込みシーズンがきました。
これまでの記録はこちら
毎回、より良い仕込み方は無いかと試行錯誤していますが、今回は「より省力化」と「資材の節約」をテーマにしてみました。
省力化
今回仕込む量は、約150kg。
ただ、この量を一度に仕込むと人力では結構大変で、大きいブルーシートを引き、広いところで材料を混ぜ合わせてから、屋根のある保管小屋に移動、積み上げるという手順でやっています。
そこで、今回はまず半分ほどの量を仕込む事にしました。
80kgほどであれば、保管小屋の中で直接撹拌・積み上げが簡単に出来ます。
仕込む当日は雨予報で、保管小屋の中でやりたかったという理由もあります。
それと、今までは量が多い分、ダマにならぬような工夫をしてきました。
(下記リンク参照)
でも、今回は省力化の為、全材料を一気に混ぜ合わせてみます。
ダマがあると均一に発酵しない事もあるので、よく撹拌する必要もあり、今回みたいな量なら簡単に出来るかな?と思っての事です。
そして、半分量の発酵が進んだところで、残りの資材を追加すれば、容易に発酵も進むのではと企んでいます。
資材の節約
残りの半分量を追加する際に、種菌を追加しなくてもいいのでは?と、こちらもセコく企んでみました。
既に種菌が発酵して増殖した後なら、追加資材の量次第でうまくいくと思うんですよ。
でもこれは、この発酵に慣れてきたからこそ出来る技だと思うので、初めてやる人なんかは真似しないで下さいね。
最初っから失敗すると、結構凹みますので^^;
という事で、今回最初に仕込んだ量は以下の通り。
- 籾殻:40kg
- 米ぬか:40kg
- 玄米アミノ酸粉体:1kg(上2つ合計の1%程度)
- 玄米アミノ酸酵素液(100倍希釈):60L(同じく合計の80%程度)
まずは酵素液以外を積み上げて、籾殻と米ぬか・粉体がしっかり混ざり合うまで撹拌します。
量も少ないですから、ここはしっかりと。
混ざったところで、100倍希釈液を上から投入しますが、だいたい10L程度ずつ入れては混ぜ、入れては混ぜを繰り返しました。
まんべんなく混ざったら、高く積み上げます。
なるべく高く積み上げる方が、発酵が進みます。
後は、発酵が進むのを待ちます。
条件次第では、翌朝には温度が上がっています。
さぁこれでうまくいくでしょうか?
毎回色々な事を試してみると、より理解が深まりますし、結構ワクワクして楽しいです(^^)