乳酸菌もみがらぼかしの作り方2019秋(1)-省力化してみる

2019年10月9日

乳酸菌もみがらぼかし、今年も秋の仕込みシーズンがきました。

これまでの記録はこちら

乳酸菌もみがらぼかしの作り方

毎回、より良い仕込み方は無いかと試行錯誤していますが、今回は「より省力化」と「資材の節約」をテーマにしてみました。

省力化

今回仕込む量は、約150kg。

ただ、この量を一度に仕込むと人力では結構大変で、大きいブルーシートを引き、広いところで材料を混ぜ合わせてから、屋根のある保管小屋に移動、積み上げるという手順でやっています。

そこで、今回はまず半分ほどの量を仕込む事にしました。

80kgほどであれば、保管小屋の中で直接撹拌・積み上げが簡単に出来ます。

仕込む当日は雨予報で、保管小屋の中でやりたかったという理由もあります。

それと、今までは量が多い分、ダマにならぬような工夫をしてきました。
(下記リンク参照)

 

でも、今回は省力化の為、全材料を一気に混ぜ合わせてみます。

ダマがあると均一に発酵しない事もあるので、よく撹拌する必要もあり、今回みたいな量なら簡単に出来るかな?と思っての事です。

そして、半分量の発酵が進んだところで、残りの資材を追加すれば、容易に発酵も進むのではと企んでいます。

資材の節約

残りの半分量を追加する際に、種菌を追加しなくてもいいのでは?と、こちらもセコく企んでみました。

既に種菌が発酵して増殖した後なら、追加資材の量次第でうまくいくと思うんですよ。

でもこれは、この発酵に慣れてきたからこそ出来る技だと思うので、初めてやる人なんかは真似しないで下さいね。

最初っから失敗すると、結構凹みますので^^;

という事で、今回最初に仕込んだ量は以下の通り。

  • 籾殻:40kg
  • 米ぬか:40kg
  • 玄米アミノ酸粉体:1kg(上2つ合計の1%程度)
  • 玄米アミノ酸酵素液(100倍希釈):60L(同じく合計の80%程度)

まずは酵素液以外を積み上げて、籾殻と米ぬか・粉体がしっかり混ざり合うまで撹拌します。

量も少ないですから、ここはしっかりと。

乳酸菌もみがらぼかしの仕込み。全材料混ぜ合わせた様子(合計80kg)

混ざったところで、100倍希釈液を上から投入しますが、だいたい10L程度ずつ入れては混ぜ、入れては混ぜを繰り返しました。

まんべんなく混ざったら、高く積み上げます。

なるべく高く積み上げる方が、発酵が進みます。

後は、発酵が進むのを待ちます。

条件次第では、翌朝には温度が上がっています。

さぁこれでうまくいくでしょうか?

毎回色々な事を試してみると、より理解が深まりますし、結構ワクワクして楽しいです(^^)