ニンニク栽培記2019(5)_寒地系品種の植え付け準備
暖地系ニンニク3品種は植え付け完了。
続いては、その一ヶ月後に寒地系ニンニクの植え付けがあります。
目安としては、静岡では10月末前後。
これも、気温・地温の目安を調べて、何か基準が作れないか考えてみたいですね。
深耕と緑肥の種まき
今年は栽培品種を増やしましたが、やはりニンニクと言えば青森。
青森の品種といえば、ホワイト6片。これは揺るぎない訳です。
商品価値も高いし、1片が大きい事での使い勝手の良さもある。
という事で、寒地系は今年もホワイト6片の植え付けをします。
これまでの準備と同様に、土を深耕し、乳酸菌もみがらぼかしを鋤き込みます。
ある程度均したら、緑肥の種を通常の3倍量蒔きます。
緑肥の密度を濃くする事で、若芽のうちに必要な量を鋤き込む事ができる訳です。
緑肥の鋤き込み
種まきから約20日後、緑肥もすっかり生え揃いました。
これをなるべく細かく切り刻み、土に鋤き込んでいきます。
暖地系ニンニクの準備では、刈払機のナイロンコードを使って粉砕しました。
しかし、実は我が家の刈払機は100V電源が必要。
コードリール(ドラム型の延長コード)を複数借りてきて、なんとか家から電源を引っ張ってきてやりましたが、なにせ準備と片付けが面倒。
という事で、今回は少し知恵を絞ってみました。
緑肥を刈り込み鋏で細かく切り刻む
まずは根っこから引き抜き、束にします。
これを大きいハサミ(雑草や剪定用の刈り込み鋏)で、細かく切り刻みます。
より細かい方が、分解も早いでしょう。
ハサミでうまく切れるかな?・・と思ってましたが、案外簡単にザクザクと。
若い芽ですから、まだ柔らかいんですよね。
なので、たくさん束ねてもザックリ切れました。
なるべく細かく切り刻んだところで、均等に土の上へバラ撒きます。
後はひたすら土の中へ鍬で鋤き込んでいきます。深く・均等に。
水分を蓄え、まだ柔らかい若い緑肥は、微生物の餌として最高です。
これを餌にして、有用な微生物はどんどん増えていきます。
ある程度分解が進んでから植え付けしないと、分解・発酵の影響で種子が痛みますから、少なくとも植え付け2週間以上前には鋤き込むようにしておきましょう。
また、分解にはある程度水分も必要なので、雨の前なんかにやっておくと、手間も省けますのでオススメです(^^)