ニンニク栽培記2019(4)_暖地系品種の植え付け

2019年10月15日

ニンニク種子の植え付け準備も完了、暖地系の植え付け目安となる彼岸花も咲いた、さぁいよいよ植え付けしていきます。

まずは暖地系ニンニク「平戸ニンニク」「嘉定」「博多8片」の3種を先に植え付けします。( 寒地系は一ヶ月ほど後が目安です)

ニンニクの植え付け間隔

去年は、1畝に3条で植え付けしました。

ただ、3条の真ん中の株を管理しずらかった・・という反省点があります。

ビニールマルチをしないので、積極的に中耕や深耕をして、根の周辺に酸素を送り込んであげたいと思います。

という事で、今年は1条植えとしました。

ニンニクの畝。1条植え

これなら、1株ごとの管理をしっかり行えます。

植え付けの数は減りますが、より高品質なニンニクを作りたいと思っているので、今年はこれでやってみます。

なお、株間は20cm。標準より少し広い程度ですね。

植え付け穴に放線菌

植え付け穴の底に、みどりの放線菌を少量散布、埋め込んでいます。

みどりの放線菌をニンニク植え付け穴の下に埋め込む

高価な資材なので、圃場全部には散布できませんが、こうしてピンポイントで効果の高くなる場所に埋め込むのも手です。

様々な病気の原因は、ほとんどが菌。

そんな悪さをする菌を食べたり寄せ付けない、拮抗菌としての役割を担うみどりの放線菌、上手に活用しています。

通常、菌による病害の対策では殺菌するのが一般的ですが、それでは有用菌まで被害が及びます。

消毒・殺菌ではなく、有用菌が優勢となるような、そんな土壌作りを目指しています。

ニンニクの植え付け深さ

ニンニクを植え付ける深さは、先端が土の表面から7cmほどになるのが標準です。

種子の大きさによらず・・・でOK。

大きい種子ほど下辺が深くなるだけで、地表からの深さは統一されます。

後は、水はけや地域による気温差などを考慮の上、深さを微調整すれば良いでしょう。

深く植え付け:気温の影響を受けにくい。水分が残りやすい
浅く植え付け:気温の影響を受けやすい。乾燥しやすい

我が静岡は、全国でも有数に冬も暖かい地域。

寒暖差が必要なニンニク栽培ですから、浅く植え付けた方が良いかと判断。

また、より好気性雰囲気としたいので、それもあって浅いほうが良さそうです。

という事で、だいたい5~6cmを基準にして植え付けました。

ニンニクの植え付け

その他、種子の向きを揃えるのも、株同士の葉が当たりにくくなる為重要です。

詳しくは去年の記事を参照ください。

あめつちニンニク栽培記6-植え付け

これで、暖地系3品種の植え付けが完了、圃場の7割ほどが埋まりました。

残り3割は、寒地系のホワイト6片のために残しておきます。

芽が出てくるのが楽しみですねー(^^)