匂いを抑えた黒ニンニク作りー黒ニンニクメーカーを密閉してみたー
これまで何度か、黒ニンニクを作ってきました。
ただ、一番の問題が匂い。
作っている間、猛烈な匂いを出します。
とても室内では作れないので、物置で仕込んでたのですが、それはそれで匂いが染み込んでしまうんですよね・・・
どうにか出来ないかと、色々調べたり試したりしてみたので、それぞれ解説してみましょう。
<お酢に一晩漬けてから仕込む>
家庭で作る場合、この方法を取る事が多いようです。
でも、「匂いを抑える=効果の減少」へと繋がるのでは?と、私は考えています。
お酢に漬け込む事で、匂いの元となる成分を減少出来ても、それが効能減少に繋がるのでは意味が無いですよね。
根拠があっての記載では無いですが、調べた限りではそれを裏付ける研究結果もあったので、念の為この手は使いません。
無臭ニンニクを使う
スーパーでも割と手に入る、無臭ニンニク。
ジャンボニンニクという名称でも売られています。
これを使えば、匂いが抑えられる・・?と考える人もいるようですが、これ実はニンニクではなく、別の品種。
西洋ネギの仲間で、ニンニクに比べるとアリシンの含有量が少ないようです。
このアリシンがニンニクの匂いの元のひとつですし、有用成分でもあるので、この手段もまた黒ニンニクにする意味が薄れる為、ボツとします。
黒ニンニクメーカーを密閉する
※このやり方は、電化製品を密閉する為、安全上の問題もあります。その点を充分に考慮の上、「参考」として読んで下さい
今回採用したのが、密閉です。
つまりは、匂いを完全に閉じ込めてしまえば良いではないか!・・という事。
もちろん、電気機器を密閉するのですから、色々と配慮は必要ですが、まずはやってみましょう。
密閉容器を選ぶ
我が家では、エムケー精工の黒にんにくメーカーを使っています。
これをちょうどすっぽり入れられる容器を探します。
条件としては、「なるべく安価で」「加工しやすく」「開け閉めが楽」な事。
そうすると、大型の発泡スチロール箱が良さそうです。
ただ、ホームセンターで置いてるのは高い。ネットショップだと大型で送料が高い・・
と、ここで閃いて、とあるサイトを探したらピッタリなのが!
ペット用品を扱う最大手のネットショップ、チャーム。
そこで扱っている上記リンクの発泡スチロール箱、大型なのに1000円以下で、かつ送料も本州730円と格安。そして黒ニンニクメーカーがぴったり収まるという最高の一品。(幅46×奥行33×高さ34cm)
我が家は猫が5匹いるので、いつもチャームで色々購入してますから、ついでに猫エサも買って、送料無料でした。
電源ケーブルを取り出せるよう加工する
問題は電源ケーブルをどうするかですが、発泡スチロールなので加工も簡単。
まずは、コンセント部分が通るサイズに、カッターナイフで穴を開けます。
この時、本体をどこに置くかをイメージしてから開ける場所を決めましょう。
切り取った側も活用します。
コンセントが通る大きさに開けても、最終的にはケーブルの太さの穴があれば良いので、さらにケーブルの太さに合わせて角を落とします。
ケーブルを通した後で、これをはめ込めば、キレイに穴が塞がります。
このままではもちろん匂いが漏れるので、コーキングでしっかり内側も外側も隙間を埋めていきます。
多少多めに盛っておいてもいいでしょう。
コーキングが無ければ、木工用ボンド、粘土やパテなど、隙間が塞がればなんでもいいです。
結露防止でペットシーツを敷く
密閉する場合、心配なのが結露による機器の故障。
湯気が結構出ますので、そのままでは間違いなく機械に悪影響です。
そこで、結露防止というか水滴の吸収という目的で、箱の中にペットシーツを引いてみました。
レギュラーサイズのペットシーツが、驚くほどピッタリです。
これも、チャームでついでに買えば安上がり。
中に本体を入れて、電源ケーブルを繋ぎます。
発泡スチロール箱の中でも、充分操作が出来るぐらいの間隔も確保出来てます。
最後に、蓋側にもペットシーツをつけておきましょう。
底と向きを90度変えれば、蓋を閉める時にしっかり抑えられます。
これなら、上がってくる蒸気もある程度は吸い取れるはず。
さぁ、これでどうなるか実験スタートです!