乳酸菌もみがらぼかしの作り方!-3
前回に引き続き、もみがらぼかしの作り方第三回目。
材料を全て混ぜ合わせたら、次は一ヶ月間ほどかけて発酵させていきます。
なぜ籾殻を発酵させるのか
籾殻の表面は、ロウのような水を弾くもので覆われています。
そのまま畑に入れても、分解されるまでに時間が掛かりすぎて、悪影響を出します。
そこで、非常に強力な乳酸菌を使って、先に分解してから畑にすき込むわけです。
それに、籾殻には細かい穴がいっぱいありますので、そこに有用な微生物がいっぱい住み着いてくれるんですね。
ちなみに、屋外にそのまま放置して籾殻が崩れてくるのを待つのは、一年以上はかかるようです。
発酵中の保管方法
雨があたると、水分が多くなりますし、温度も下がってしまうので、雨除けは必要です。
屋根があるとこか、屋内がいいでしょう。
とはいっても、私みたいに家庭菜園レベルでは難しい話。
そこで、小さなビニール温室を買いました。
80kgなら、一坪用ぐらいが作りやすいでしょうか
私が購入したのはこれ。
120cm×180cmで、一万円しないぐらい。
これだとちょっと小さく、棚部分が邪魔なので外してます。
ビニール部分は、劣化して一年でダメになりましたが、代わりにブルーシートを被せて使ってます(^_^;)
雨風避けれれば、なんでもOKですね。
もしくは、ブルーシートを上に掛けてしまうのもアリです。
ただし、この発酵には酸素が必要なので、しっかり覆ってしまうとダメ。
なので、籾殻とシートの間を空気が通るように、コンテナなどを置いてあげればOK。
画像は、公式よりお借りしました。
棒などを籾殻に刺して、その上にシートでもいいかも?
下を流れる雨水をどうするか
雨除けにシートなどを被せても、地面を伝う雨は完全には避けられません。
これが曲者。
籾殻の下にシートを引いていると、雨水が溜まりやすく、そこから腐ります。
地面の上なら、ある程度地面が吸収してくれますが、それでも水分は溜まりやすいです。
そこで、今回からのひと工夫。
籾殻を置いた場所の周囲に、少し溝を掘りました。
グルッと囲うように。
ほんのちょっとで構いません。
それだけで、雨は流れこまないんです。
これは大成功でした(^^)
さて、こうして雨除けをして積み上げた籾殻。
発酵が始まると一気に温度が上がってきます。
次回は、発酵が始まってからの管理へと続きます!