乳酸菌もみがらぼかしの作り方!-3

2021年11月1日

前回に引き続き、もみがらぼかしの作り方第三回目。

材料を全て混ぜ合わせたら、次は一ヶ月間ほどかけて発酵させていきます。

なぜ籾殻を発酵させるのか

籾殻の表面は、ロウのような水を弾くもので覆われています。

そのまま畑に入れても、分解されるまでに時間が掛かりすぎて、悪影響を出します。

そこで、非常に強力な乳酸菌を使って、先に分解してから畑にすき込むわけです。

それに、籾殻には細かい穴がいっぱいありますので、そこに有用な微生物がいっぱい住み着いてくれるんですね。

ちなみに、屋外にそのまま放置して籾殻が崩れてくるのを待つのは、一年以上はかかるようです。

発酵中の保管方法

雨があたると、水分が多くなりますし、温度も下がってしまうので、雨除けは必要です。

屋根があるとこか、屋内がいいでしょう。

とはいっても、私みたいに家庭菜園レベルでは難しい話。

そこで、小さなビニール温室を買いました。

80kgなら、一坪用ぐらいが作りやすいでしょうか

私が購入したのはこれ。

120cm×180cmで、一万円しないぐらい。

これだとちょっと小さく、棚部分が邪魔なので外してます。

ビニール部分は、劣化して一年でダメになりましたが、代わりにブルーシートを被せて使ってます(^_^;)

雨風避けれれば、なんでもOKですね。

もしくは、ブルーシートを上に掛けてしまうのもアリです。

ただし、この発酵には酸素が必要なので、しっかり覆ってしまうとダメ。

なので、籾殻とシートの間を空気が通るように、コンテナなどを置いてあげればOK。

画像は、公式よりお借りしました。

棒などを籾殻に刺して、その上にシートでもいいかも?

下を流れる雨水をどうするか

雨除けにシートなどを被せても、地面を伝う雨は完全には避けられません。

これが曲者。

籾殻の下にシートを引いていると、雨水が溜まりやすく、そこから腐ります。

地面の上なら、ある程度地面が吸収してくれますが、それでも水分は溜まりやすいです。

そこで、今回からのひと工夫。

籾殻を置いた場所の周囲に、少し溝を掘りました。

グルッと囲うように。

ほんのちょっとで構いません。

それだけで、雨は流れこまないんです。

これは大成功でした(^^)

さて、こうして雨除けをして積み上げた籾殻。

発酵が始まると一気に温度が上がってきます。

次回は、発酵が始まってからの管理へと続きます!