バートルのサーモクラフトをモバイルバッテリーで使う-2

2023年2月20日

モバイルバッテリーを使って、バートルのサーモクラフトをいかに実用的に使うか実験その2。

前回でQCの電圧切り替えスイッチ付きトリガーケーブルを選んだので、今回はモバイルバッテリー選びをします。

色々な使い道を想定して選んでいきますよ。

というのも、ひとつの用途でしか使えないって、あまりにも勿体ないし災害にも弱いと思っているので。

モバイルバッテリーの条件

モバイルバッテリーを選ぶにあたって、以下の条件で探してみました。

  1. PDとQC対応である事(PDならUSB-Cになるし)
  2. 1出力で20V・45W対応(ノートパソコンの充電も可能となる)
  3. PDで12V出力対応(できれば)
  4. コンパクト(懐に入れるからね)
  5. 12V使用時に2時間程度は持つ(2時間あれば、2個使い回せば半日いける)

1と4は比較的簡単で、モバイルバッテリーのメジャーどころであるANKERとかCIOなら候補はいっぱいあります。というより必須項目です。

問題は、2と3。

45W出力はモバイルバッテリーではレアで、だいたいが30Wまでです。

でも私のノートパソコンはGPU付きのワークステーションなので、消費電力もデカく、最低45Wないと充電してくれません。

でも最悪これは無くても妥協します。

PDで12V出力もかなりレアです。

前回記事でも書いていますが、PDの本来の規格ではDC12Vが無いんですよ。

でも、ヒータージャケットやファンジャケットをトリガーケーブルで使うなら、12Vは外せない。

一番使いたいあたりの電圧です。

あと、色々なDIYでもDC12Vって結構重宝するので、こちらの条件は妥協せず探してみます。
(なんで規格に入ってないんだ・・??)

45W出力とPD12Vを兼ね備えたモバイルバッテリーを発見!

モバイルバッテリーでメジャーなのは、ANKERとCIOでしょうか。

ただどちらのメーカーでも、さきほどの条件を全て兼ね揃えたモバイルバッテリーは見つかりませんでした。

特にANKER製は、PDの規格に12Vが無いんですね。

CIOだと、そのあたりが柔軟で、PD12V出力対応のモバイルバッテリーがあるのですが、今度は20V・45Wが対応していない。

30Wまでならたくさんあるのですが・・

どれかを諦める必要があるかな?

と思いながら調べていたら、私の探す条件にピッタリのモバイルバッテリーを発見しました!

さきほどの条件5つ、全て当てはまります。

さらにはワイヤレス充電のQiまでついてる・・・

見た目は、CIOのこのバッテリーそっくりなんですけどね(^_^;)

電圧切替式トリガーケーブルとモバイルバッテリーを組み合わせてのヒータージャケットの使用感

あとは実際使って使用感を確認してみましょう。

届いたバッテリーは、見た目の完成度は高い感じです。

前回記事でも書いた、電圧切替式のトリガーケーブルを使います。

これはQC規格のトリガーケーブルなので、PD12Vいらないのですが、PD12Vのトリガーケーブルも今後使う場面を想定しています。

7.2V・9V・12Vの出力を切り替えられるのですが、7.2Vはちょっと物足りないですね。

9Vでそこそこ温かい・12Vでかなり熱いです。

正直、12Vより上は要らないような・・・

9Vなら2時間程度持ったので、メインは9Vでの使用になりそうですね。

2個持ちで交換しながら使えば良いわけですし。

ただ問題点として、トリガーケーブルを繋いだ瞬間に、バートルのサーモクラフト側の保護回路がONになってしまいます。

2021年版は赤いランプが点灯し、2022年版なら緑のランプが点灯しない状態となります。

一度トリガーケーブルを抜き差しすればちゃんと通電するんですけどね。

ひと手間がちょっと面倒です。

ともあれ、これで想定していた使い方が出来るようになりました!

マキタの18V使って、長持ちする使い方もいいんですけど、軽くて小さいのも正義ですね!