エコキュートの室外機からの水漏れを修理する

先月の水道代が急に上がったとの事で、「漏水していないか確認して下さい」という警告をもらいました。

色々確認してみると、エコキュートの室外機(ヒートポンプ)から水が滴り落ちているようです。

ポタポタポタと、ずっと滴り落ちてる感じ。

これなら、たしかに水道の使用量が増えているでしょうね。

普段裏口側にあまりいかないから、気が付きませんでした。

とりあえず、どこから水漏れしているかを確認したいと思います。

エコキュートのヒートポンプを分解して水漏れ箇所を確認する

エコキュートやエアコンの室外機から水漏れしている場合、普通は結露によるものがほとんどです。

大気との温度差によるもので、エアコンを使うのであれば、普通に発生する現象なのです。

ただ、今回は水道代に影響が出ているので、結露ではなく純粋に漏水していると思われます。

確認する為にも、ヒートポンプを分解してみましょう。

まず最初に、必ず電源を落としておきます。

エコキュート本体のブレーカー、さらに念のために室内のブレーカーもしっかり落としておきます。

これを忘れると、感電して最悪命の危険もありますから、慎重に・・

では、ヒートポンプ部分を分解していきます。

あちこちネジを外していきます。

ただし、ファンを外す際には注意。

こういう回転体の場合、だいたい真ん中のナットは逆ネジです。

普通のネジと逆回しで外れます。

回転しているときに緩まないようにする為ですね。

ファンを取外し、その下の配管を保護(断熱)している発泡スチロールを開けます。

銅管が出てきました。

よく確認すると、この銅管から水が漏れている様子です。

これは簡単には修理でき無さそうなので、まずは再度組み立てて、作戦を練ります。

銅管用の補修材で水漏れを修理する

軽く調べてみると、銅管の修理は専用のはんだ付けなどでやれない事は無いようです。

ただ、相当な金額がかかりそうなので、基本的にはエコキュートの買い替えを推奨している感じですね。

でも、ここで大きな問題が・・

2022年の世界情勢的に、半導体不足が深刻でして・・

エコキュートも、2~4ヶ月納期って話でしたから。

という事で、なんとか延命させてみたいと思います。

まず、銅管の補修材を探してみました。

銅管専用のパテで、練って埋めて使います。

他にも、万能タイプのレクターシールなんかも有名です。

でも、銅管に使うってわかっていますから、専用のシールカッパーを選びます。

まず、このパテを作る前に銅管をきれいにしておきます。

これを怠ると、剥がれやすくなるので注意!

スコッチブライトなどのやすりで、表面の汚れを軽く落とします。

続いて、配管内の水を抜いておきます。

ピューピュー吹き出したままというわけにはいかんでしょう。

そこまでやったら、パテを必要量切り取り、硬化剤と混ぜて練っていきます。

ここからは時間との勝負だったので、あまり写真は残っていません・・・

パテを水漏れ箇所とその周辺にしっかり盛っていきます。

本来は配管をぐるっと一周巻ければ良いのですが、配管同士が固定されていて、ほぼ一体的になっており、隙間が無いのです。

ただ、これだけだとちょっと不安だったので、もう一種類の補修材を使います。

万能補修テープとやらを使ってみます。

水に漬けてから巻くだけで、カチカチに硬化。漏れている配管の補修に使われるようなので、ちょうどよいですね。

水に漬けて・・

パテごと巻いていきます。

なおパテは、初期硬化が終わって固くなった状態です。

ただ、反省点として、狭い隙間を通して巻いていったために時間が掛かっていまいました。

結果、最後の方はもう固まり始めてしまったので、水に漬けずに巻き、後から水を掛けた方が良かったかな?と思います。

ともあれ、これで作業完了!

再度水を通してみたところ、完全には止まりませんでしたが、かなり水漏れを抑えられました。

ただし、これは一時的な延命ですので、このうちにエコキュートを注文。

標準納期2~4ヶ月との事ですから、なんとかそこまで延命出来れば良いのですけどね・・・