簡単解説!アマゾンで詐欺に合わない為の、最低限の知識

先日、母より連絡があり、アマゾン(Amazon)で購入した品物が届かない、クレームいれても解決しない、どうしたらいい?・・と相談がありました。

購入履歴や相手とのメールを確認すると、「あぁ、これは怪しい業者から買ってしまったな・・」と、すぐわかる内容でした。

でも、多くの人は「アマゾンで詐欺に合う」という認識があまり無いのですよね。

以下の事を知らない人は、アマゾンで騙される可能性が結構あります。

  • アマゾンでは、詐欺前提で出品している業者が数多くいる事を知っている
  • アマゾン公式の販売か、個人や別の法人が販売しているか判断がつく
  • 正しい商品名の表示方法(ルール)を知っている
  • レビューを見て怪しさがだいたいわかる(乗っ取りやサクラがわかる)

上記の事を知らない場合、アマゾンで詐欺に合う確率が高く、はっきり言えば購入しない方がいいと思っています。

最低でも、上2つだけでも知っておくと、騙される確率が激減します。

それでも、真面目に出店しているお店もあるし、なんだかんだ便利なアマゾン。

騙されない為に、最低限ここだけは知っておいて欲しい内容をまとめてみました!

Amazonが販売する商品か・出品者が販売する商品か

まず大前提として、Amazonで売っている商品には、大きく3種類あることを知っておいて下さい。

  1. Amazonが、販売・発送する商品
  2. Amazon以外の出品者が、販売・発送する商品
  3. Amazon以外の出品者が販売し、Amazonが発送する商品

いいですね?まずこの3種類がある事を頭に入れて下さい。

それぞれ簡単に説明します。

Amazonが、販売・発送する商品

最も基本的な買い方で、最も安全な販売方法です。

アマゾンは自社倉庫を持っていて、そこにある商品を売っています。

そして注文を受けたら、その倉庫からすぐ発送されます。

アマゾンという超大企業が責任を持って販売・発送しているので、「詐欺」にあう可能性はまず無いです。

初期不良品などは、すぐ交換してもらえるし、返品も簡単です。

見分け方は、「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」と書かれている事。

Amazonから商品を購入する場合は、この買い方だけにしておけば、間違いありません。

Amazon以外の出品者が、販売・発送する商品

実は、申請をすれば誰でも簡単に、アマゾンで商品を売ることが出来ます。

それを知らない人が多いのですが、 個人でも簡単なんです。
私も販売した事があります。

つまり、販売ページとシステムだけAmazonを借りて、価格設定や発送・トラブル時のクレーム対応などは出品者が行うという販売方法です。

これを、Amazonマーケットプレイスと呼び、最も詐欺に合う確率の高い購入方法です。

2020年の出来事だと、マスクの販売・転売や、ニンテンドースイッチの高値転売などでも問題になったのは、このマーケットプレイスです。

だって、「誰でも簡単に出品出来る」「自分で好きな値段をつける事が出来る」「発送も自分が行う」「クレーム対応はAmazonがしてくれない」 ・・・のですよ?

悪意を持てば、詐欺やりたい放題です。
(中国では、Amazonでの詐欺の方法講座も開かれているとか)

Amazonの公式ヘルプにも、「当サイトは取引の問題についての話し合いに関わることはいたしません。」と書かれています。

見分け方は、「この商品は、○○○(出品者名)が販売、発送します。」と書かれている事。

もしくは、発売元がAmazon以外になっている事(中古の販売など)

このマーケットプレイス、私自身は良く使います。

ふるーい雑誌や、他のネットショップでは中々購入出来ない物を買うには便利なんです。

でも、詐欺かどうかをある程度見抜ける経験と知識が無いならば、なるべくマーケットプレイス出品者から購入しない方が良いと思いますよ。
(今回、その手段については説明しません。長くなるから)

それと、個人情報が出品者に渡る・・というデメリットもあります。

中国など海外の業者が販売している事も多いので、買うなら覚悟をして買いましょう。

Amazon以外の出品者が販売し、Amazonが発送する商品

これは、上記ふたつの中間のような販売方法です。

販売は、Amazon以外の出品者で、2番目のパターンと一緒です。

ただ、Amazonの倉庫に商品をすでに納めてあり、梱包・出荷・返品などの作業はAmazonが代行して行っています。

すでにAmazonの倉庫に商品があるし、出荷もAmazonが行うので、商品が届かないというトラブルはありません。

また、返金保証などに関しても、Amazon側が行ってくれます。

この販売方法は、「フルフィルメント by Amazon(FBA)」と呼ばれており、出品者が払う手数料も結構かかるようなので、あまり詐欺には用いられていません。

ただ、商品そのものを準備するのは出品者ですし、海外の出品者である可能性もあります。

そういう面もあるので、こちらも経験と知識が無い人は避けた方が良いと思いでしょう。


Amazonで詐欺にあわない方法・まとめ

Amazonで購入し、詐欺やトラブルに巻き込まれない為には、やはり「Amazonが、販売・発送する商品」を選ぶのが一番です。

どんなに慣れて自信があっても、絶対に騙されない保証はありませんからね。

残念ながら、悪事をはたらこうとする人がいる。
それを忘れずに、上手に便利なAmazonを利用しましょう(^^)