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丈夫でコスパの良いパイプ小屋を自作する(2)-柱に重りをつける-

2020年5月21日

パイプで農作業小屋をDIYする、2回目です。

前回、一番強度の必要な柱は足場用の48.6mm単管を使用すると決めました。

ただ、曲げに対しては強くなっても、地面との固定方法によっては強風で小屋そのものを持ち上げられたり、倒れたりする危険性があります。

最初に、強風対策をしっかりと考えておく必要があるでしょう。

強風対策を検討する

強風対策として考えられるのは、以下の4つ。

  1. 抜けにくい杭を地面に打ち、それと小屋を固定する
  2. 柱を地中深く刺す
  3. 基礎を設けて固定する
  4. 重りをつける

1の抜けにくい杭とは、一般的にラセン杭と呼ばれるバネ形状の杭の事。

これはかなり抜けに強く、ビニールハウスなどの強風対策としてよく使われています。

なのですが、小屋を建てる場所は大きな石がゴロゴロと地中に埋まっており(数十年前に適当に埋め立てたらしい)、とてもとてもラセン杭が入りません。

2も同様で、太い柱を地中深く刺すのは大変ですし、上方向の引き抜く力には弱いです。

3の基礎を設けるのは、そもそもの構想である「税金も申請も不要」の条件から外れてしまいます。
(土地との定着性に引っかかる)

という事で、今回採用するのは4の、「重りをつける」にします。

簡単に言うと、コンクリートブロックと単管パイプをセメント(モルタル)で固めて重くしてしまおうって作戦です!

以前、倉庫用のパイプ小屋を強風対策しようとした経験が、ここで役立ちました(^^)

重量ブロックに単管パイプをモルタルで固定する

強風対策ですから、なるべく重くしたいです。

ですので、コンクリートブロックは一番密度が高く頑丈で重い、いわゆる重量ブロックを使用します。

その中でも一番大型の19cmキホン型を採用。

一個約18kg、柱は8本にしましたので、計144kg。

これだけの重りがついていれば、小屋が飛ぶ前にビニールが破けるだけで済むと思います。

柱と重量ブロックを垂直に固定する

重量ブロックを、シートを敷いた平らなところに列べます(理由は後述)

シートの下はコンクリートで、平らです

柱にする単管パイプは、48.6mmの2mを用意。

これを重量ブロックに挿して固定します。

さて、そこで問題が。

後々の施工を考えて、重量ブロックとパイプはしっかりと垂直に固定したいです。

そこでモルタルが固まるまでの間、しっかりと垂直を維持するために、一工夫してみました。

重量ブロックに単管パイプを入れてモルタルで固定する

19cm規格の重量ブロックの上に、10cm規格のコンクリートブロックを置きます。
(上のブロックは穴1つの小さいやつですが、10cm規格ならなんでもいいです。)

10cm規格のコンクリートブロックは、1個の穴の大きさが45mm(狭い側)と52mm(広い側)。
(ブロックを積み重ねる場合では狭い側が上になるよう使いますが、今回はただの重りなのでどっちが上でも問題無し)

コンクリートブロックの断面図
以前描いた、コンクリートブロックの断面図

パイプが48.8mmなので、狭い側の穴よりパイプの方がすこーし太いんです。

でも、ちょっとこじりながら入れればパイプは通るので、しっかり挟み込んで固定されるんですね。

ただしそのままモルタルを流し込むと、上下のコンクリートブロックがくっついてしまうので、浮かせませす。

重量ブロックに単管パイプを入れてモルタルで固定する

ちょうど手元にあった角材をカット、間に挟み込みます。

あと、重量ブロックは水で濡らしておくと良いです(特に夏場)。

モルタルを流し込んだ時に、乾いたブロックが水分を持っていってしまうので。

モルタルを流し込む

パイプと重量ブロックの固定には、モルタルを使います。

モルタルとは、水とセメントと砂を練り合わせた物です。

インスタントセメント(速乾モルタル)

ホームセンターで、セメントと砂を混ぜてあるインスタントセメントが売っており、これは水を混ぜるだけでモルタルになって固まるので便利です。

今回はすぐ乾く速乾性の物を使います。(普通は12~24時間掛かるので、面倒)

水を入れてよーく混ぜたら、すぐ流し込みます。

プラ容器でモルタルを混ぜる
容器は固まる前に水で洗えば落ちます

速乾性なので、5分も経つと固まり始めますから、1個ずつやっていきます。

ちなみに、これに砂利を入れるといわゆるコンクリートですね。
(砂利を入れると強度アップする)

重量ブロックの穴いっぱいにモルタルを流し込んでいきます。

ある程度流し込んだら、上から細い棒で突き刺すように押し込むと、しっかり充填されます。

いっぱいまで入れたら、すぐに柱の垂直を確認します。

水平器を2個つけて垂直を確認する

マグネット付きの水平器を2個、写真のように2方向で取り付けます。

どちらも泡が基準の線の中に入っていれば、柱はブロックに対して垂直です。

この時、地面が平らでないと意味が無いので気をつけましょう。
(ブロックが水平に置かれてない事になるので)

10cm規格のコンクリートブロックでしっかり挟んであるので、手を離してもパイプの角度は固定されています。

なお、速乾性のモルタルを使う場合、水を入れてから5分以内にはここまで一気にやりたいですね。

ですので、1個ずつやりましょう。

単管パイプの下に重量ブロックを固定する

全部で8本作りますが、10cm規格のコンクリートブロックは4個しかないので、2日に分けて作りました。

上のブロックを外すのは、しっかり乾いた後の方が良いでしょう。

単管パイプと重量ブロックをモルタルで固定
単管パイプと重量ブロックの固定・裏側

バッチリ固定されています。

柱が1本5.5kgで、重量ブロックが18kg。

モルタルも合わせれば、1本約24kgもの柱が完成しました。

なお、これは基礎には当たらない事を自治体に確認済みです。
(柱と一体のまま地面から引き抜けるので)

ただし、自治体によっては判断が分かれる可能性もありますので、先に確認をしておきましょう。

 

次回は、この柱を地面に立てていきます。