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ビニールハウスに電気と水道を引き込む(2)_水道の資材選定

パイプ小屋への電気と水道の引き込み・2回めです。

今回は水道の資材を選びますが、規格が結構複雑なので、なるべくわかりやすく・詳しく解説します。

水道は立水栓から分岐して塩ビパイプを埋設する

これまでは長いホースを伸ばしていましたが、地上だと冬場凍る事もあるし、草刈り時にも邪魔なので、地中に埋設します。

ただ、長期での耐久性と強度を考慮して、ホースではなく塩ビパイプを埋設します。

なお、塩ビにも色々な種類があり、用途によって使い分けが必要です。

主な種類を簡単に説明すると・・

  • VP管:給水・排水用など。一般的な圧力(1MPa以下)が掛かるライン用
  • VU管:排水・空調用など。圧力の掛からないライン用。VPより薄くて軽い
  • HIVP管:耐衝撃用。給水の耐圧性だけでなく、耐衝撃性や耐寒性も高い
  • HTVP管:給湯・温水用。耐熱性が高い

今回は水道の給水用ですので、VP管を使います。

なお静岡は暖かいのでVPでいいですが、寒冷地で行う場合はHIVPの方が良いでしょうね。

サイズは、一番細いVP13で十分です。

日常的に大量の水を使うわけでは無いですし、細い方が安いし、多少は曲がってくれるので施工も楽です。

なお、塩ビパイプは長い物を通販で購入すると、送料がどえらい事になるので、ホームセンターで買ったほうが無難です。

4m・2m・1mあたりの長さで売っていますが、車で運搬するなら4mは長すぎだし、継手もあるので2mが程よい長さと思います。

では実際にどこから水道を分岐するかですが、元々ホースは外の水栓に繋げていたので、同じ様にそこから分岐します。

外水栓、すでに分岐しまくり状態です(笑)

手洗い用の蛇口の他、駐車場側で使いたいホースの取り口と、庭側で使いたいホースの取り口をそれぞれ分岐していたので、こんな風になっています。

そして、庭側のホースの取り口の先を、塩ビで地中埋設していこうと思います。

ただし立水栓からの分岐直後は、強度的な事も踏まえて塩ビは避け、ステンレス製にします。

水道のネジの規格について

ちなみに、こういった蛇口付きの柱の事を、立水栓(りっすいせん)とか水栓柱(すいせんちゅう)などと呼びます。

で、この立水栓についている蛇口はねじ込まれているだけなので、反時計回りに回せば外せます。

蛇口を外せば、メネジが出てきます。

このメネジ、一般的な立水栓なら、「Rp1/2」という規格です。

このような配管関係のネジの規格は、結構複雑です・・
(特にこのRp。私は仕事上知っているけど)

このRp1/2に合うオスネジは、「R1/2」か「Pj1/2」という規格です。

「あーるにぶんのいち」「ぴーじぇいにぶんのいち」とそのまま読んでOKです。

でも、「1/2」の部分は別の呼び方もあって、「15A」(じゅうごえー)でもいいし、「4分」(よんぶ)と呼ぶ事もあります(^_^;)

詳しく説明すると長くなるのですが、売り場では「15A」と書かれている場合もあるので、注意して下さい。

また、「G1/2」という規格のオスネジは、入るけど規格的には使っちゃダメです。
(例外もあるけど)

水漏れする可能性もありますから、気をつけましょう。

さらにさらに、オスネジの「R1/2」に合うメネジは「Rp1/2」だけでなく、「Rc1/2」(あーるしーにぶんのいち)というメネジが一般的です。

という事で今回、立水栓からの分岐とバルブまでは「R1/2」「Rc1/2」のネジ規格のステンレス継手を使っていきます。

配管継手の材質

バルブまではステンレス製・・と書きました。

それ以外の材質の継手もあり圧倒的に安いのですけど、錆びます。

給水の水道に使わないようにしましょう。

材質に「ステンレス」「SUS」「SCS」「304」とか書かれていれば、錆びにくいステンレス製です。

「白継手」「黒継手」「メッキ」など書かれていたら、避けましょう。

このあたりも、詳しく書くと長くなるので、上のように覚えておくだけでOKです。

塩ビパイプとステンレス継手の接続

バルブまではステンレス製でいいとして、そこから塩ビへの接続方法も紹介しておきます。

先程のネジの規格で説明した、Rc1/2とかR1/2のネジになっている塩ビ用の継手があります。

ネジの材質がメタルの物を選んでいます。

ネジまで全て塩ビの継手もありますが、強度的に不安なのでやめました。

このネジがついた塩ビの継手には、そのまま塩ビパイプを挿入出来ます。

これで、配管用の継手と塩ビパイプが接続出来る訳ですが・・・

塩ビ管の継手の種類と接着剤

塩ビパイプの継手の規格も注意しましょう。

最初に書いたように、塩ビにも種類がたくさんあり、今回使うVPに合わせた継手を選ぶ必要があります。

  • TS継手:VP管の給水ラインに使用。接着代が長い
  • DV継手:VP管の排水ラインに使用。圧力が掛からないので接着代が短い
  • VUDV継手:VU管に使用。DVと同じく接着代が短く、継手も薄い
  • HITS継手:HIVP管用
  • HT継手:HTVP管用。耐熱の給水用
  • HTDV継手:HTVP管用。耐熱の排水用

VPの給水に使うので、TS継手を選びます。

売り場にも、色々種類があるので、間違わないようにしましょう。

そして、塩ビの継手を固定するには接着剤を塗りますが、それも継手の材質ごとに種類がわかれていて・・(^_^;)

VP管(TS継手)なら、下のような青い缶の接着剤がだいたいどちらか売っています。

どっちか買えばOKです。

なお、VP(TS)以外の接着剤についてはとても説明しきれないので、メーカーHPを確認して下さい。

クボタケミックス:タフダイン
積水化学:エスロン

・・・とまぁ、一口に配管や塩ビの規格といっても、こんなに種類があって、知らない人にはハードルが高いです。

でも、間違えると抜けや漏れが出てしまうので、注意しましょう。

次回は、いよいよ水道の分岐の施工に入ります。