オール電化&太陽光発電で、停電時に何が出来るか

2019年12月17日

災害時・停電時にオール電化&太陽光発電の住宅で何が出来るか?どうするか?

オール電化の場合、停電には弱いとされています。

対策として、蓄電池+太陽光発電で、停電時も家電をある程度使えますが、数十万~数百万円ものコストが掛かります。

災害時に普段と同じ生活をしようとするより、最低限の備えで乗り切る・・という考えのほうが、コスト的にも合理的かな?・・と思います。

でも、我が家には太陽光発電がある。

停電時にも晴れなら発電はしているのですから、何が出来るのか。

調べた内容と、実際の結果をまとめてみました。

太陽光発電の自立運転モード

一般家庭の太陽光発電は、停電時に家庭用コンセントへの供給をしません。

代わりに、「自立運転モード」というのに切り替えると、発電中の電力を直接専用のコンセントから受け取れます。

↑我が家のはここ。パワーコンディショナーの側面についてます。

メーカーごとに切替方法が違うので、説明書を読んで、一度は試してみるのが良いでしょう。

ただし、自立運転モードで動かせる機器には限界があります。

電気の容量が足りているかだけでは無いようです。

問題無い物

  • 携帯電話やスマホなど、バッテリーへの充電
  • ノートパソコン
  • 湯沸かしポット
  • 扇風機

ダメな物・厳しい物

  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 掃除機
  • デスクトップパソコン
  • エコキュートなどの電気給湯器
  • IHクッキングヒーター

電気をたくさん使う家電だけでなく、モーターを使う家電も厳しいですね。

モーターが動き出す瞬間、起動電流といって、一瞬大電流が流れます。

それを太陽光側が検知して、自分の保護の為に供給をストップします。

もしくは、電圧の変動が大きくても、保護するようですね。

冷蔵庫は、それでダメでした。

その場合の対策としては、発電量が充分な時に、他の家電(トースターなど。100Wぐらい?)を先に動かしておき、電圧変動が大きくならないよう起動する手もあるようです。

動き出した後は、他の家電を止めましょう。

また、太陽光は少しでも曇ると発電量が大きく下がります。

冷蔵庫やエアコンはずっと動いてますから、少しでも発電量が足りないと、やはり保護回路が働いて、止まってしまいます。

やはり、停電時にこれらを動かすのは、難しいですね。

逆に、スマホなどのバッテリーへの充電は全く問題なし。

ノートパソコンも同様に大丈夫、使用しながらでも、充電か放電かを勝手に判断してくれます。

昼の内にノートパソコンを充電し、夜はそこからスマホの充電もアリです。

ダメなのはデスクトップパソコン。

バッテリーが無いので、一瞬でも電気の供給がなくなると、強制終了です。

最悪パソコンが壊れるので、やめましょう。

電気ポットも、大丈夫です。

太陽のあるうちにお湯を沸かして、水筒に入れておけば夜もお湯を使えます。

電気給湯器は、大容量の電気が必要なので、全く動かせません。

沸かしたお湯がタンクに残っている内は、それを使う事は出来ますが。

何ともいいにくいのは、電気炊飯器。

発電が安定していれば全く問題無いのですが、炊飯中に発電量が足りなくなると、そこで止まってしまいます。

お急ぎモードとかで、一気に炊いたほうがいいのかも?

我が家の結論

晴れてれば、充電ができ、飲食用のお湯は沸かせる。

足りないのは、調理用の火と暖房機。

どちらも、カセットコンロとガスボンベの備蓄があれば、なんとかなります。

ガスボンベが足りなくなるような事態でも、太陽光発電で多少はカバー出来そう。

という事で、我が家は食料と水の備蓄・カセットコンロがあれば大丈夫でしょう。

温暖な地域であり、かつ家の断熱がしっかりしているのもありますが。

皆さんも、自分の家の設備と備え、再確認をしてはいかがでしょう?