暖地系ニンニクでも冬場の管理はほぼ不要ーニンニク栽培記2021-22(10)
ニンニクの品種は大きく「暖地系」と「寒地系」の2品種にわかれます。
生育に、どれだけ低い温度が必要になるかを「低温要求量」と言いますが、それが高いと「寒地系」で、低いと「暖地系」に分類されます。
暖かい地方では冬場の低温が足りず、寒地系は向かないという事ですね。
青森でよく栽培される有名な品種、ホワイト6片は寒地系となります。
寒地系は、冬の間雪の下に埋もれるので、管理も何もありません。
では私の栽培する暖地系はどうなのでしょうか?
暖地系ニンニクであっても、冬季の管理はほぼ不要
私が栽培する静岡中部は、異常なぐらい雪が降らない・積もらない地域。
記録的な大雪が続く2022年の冬でさえ、まったく降りません。
その降らなさ・積もらなさったら、沖縄と同等らしいです。
うちのニンニク畑も、こんな感じです。
こんな状態なら、雪が積もる地域に比べて、ニンニクの管理ができちゃいそうですよね。
より大きく育てる為の作業とかね。
でも、基本的に冬季間は肥料あげたりしちゃ駄目です。
根が休んでいる状態なので、そこへ栄養が来ても吸収できず、雨が降って溶け出して、濃度障害によってむしろ植物と土壌が弱ります。
管理を始めるのは、根が動き出す頃。桜が咲き出すのが目安ですね。
そこまでにやることは、畑の排水を整える事と、強風などで葉に傷がついた時に、カビ対策で最低限の消毒をするぐらいでしょうか。
まぁ、うちは株間を広くとっているので、その心配もほとんどありません。
雑草もほとんど生えてこないし、冬の管理が少なくて済むのがニンニク栽培のいいところですね(^^)
だからといって、春からの準備を何もしていないと、何かと焦る事にはなりますが。
美味しく安全なニンニクを皆様にお届けする為にも、引き続き頑張ります!