ドリルポンプが超便利!水道が無くても簡単水遣り(水中ポンプの比較も)

2020年9月28日

畑に水道があったり、用水路があれば水やりにも困ることは無いのですが、だんだん遠くの畑を借りるにつれて水やりをどうするかの問題が出てきました。

面積が広ければ、エンジンポンプや動力噴霧器を使うのが一般的でしょう。

でも、今年のオクラ栽培程度であれば、そこまで必要ありません。

あと、籾殻ぼかしの仕込みは庭でやっていますが、そのときも玄米アミノ酸酵素液を最初から希釈しておいた水を使えれば楽だなぁ・・と思っていましたので、溜めた水を簡単に散水できる手段を探してみました。

ポンプの候補

まず、どのようなポンプがあるのか調べてみました。

<候補1:バスポンプ>
お風呂の残り水を洗濯機に送る、アレです。
乾電池式があったりで便利そうだったのですが、水量・水圧共に物足りないので却下。
安くていいのですけどね。

<候補2:100V交流式ポンプ>
100Vコンセントを使ってのポンプ。能力的には充分だが、水道の無いところは電気も無いので、不採用。

<候補3:直流式水中ポンプ>
車のバッテリーが直流のDC12V。それを使うポンプもあります。
でも、交流と同じく電源の問題から却下。
だって車から遠く離れたところには散水出来ないですからね。
持ち運べるバッテリーと繋ぐ手もありますが、ちょっと面倒なので・・・

<候補4:エンジンポンプ>
刈払機クラスの、小さなエンジンがついたポンプ。
小規模栽培で、効果的に水やりするのであればこれが良さそう。
(金額的にも、思ったよりお手頃)
ただ、ぼかしの仕込みには少しオーバースペック。
散水用としてだけ採用の予定。

<候補5:動力噴霧器>
農家が、軽トラックなどの荷台にオレンジのタンクを積み、河川から水を溜めて散水しているのが、だいたいこの動力噴霧器(動噴)です。
高圧・大容量ポンプで、池の水を全部抜く事だって出来ちゃうぐらいの性能ですね。
いくらなんでもオーバースペックで重く、高価なので諦めます。

電動工具があれば、ドリルポンプが便利!

ちょっとした散布・散水には、どれもピッタリしっくりこないのですよね。

・・と思っていたら、面白い商品を発見しました。

ドリルポンプと呼ばれるポンプです。

これ、ドリルとかインパクトレンチのモーターを動力にして、ポンプに早変わりする商品なのです。

セットするとこんな感じ。

手持ちの電動工具が動力になるならなんともお手軽ですし、マキタのインパクトなら信頼度も高いです(^^)

ドリルポンプの構造

使う前に、興味本位でまず分解してみました。

分解大好き!

ドリルポンプの分解

思っていたのと、ちょっと違いました。

中の羽根がゴムとは書いてありましたが、こんなふうに内部が円じゃないとは思いませんでした。

これ、多分ポンプの効率を良くする構造なのだと思います。

呼び水無しで吸水できるって仕様も、これが要因でしょうね。

ドリルポンプの羽根1
ドリルポンプの羽根2

羽根を出すと、曲がっていた部分が元に戻ります。

この羽根は消耗品らしく、交換可能なのが良いところ(メーカーによります)

ドリルポンプは各社様々出していますが、交換用の羽根があるので、この新潟精機製を選んでいます。

ドリルポンプのグリス

なお、潤滑の為にグリスが塗ってあるので、飲料水には使わないようにしましょう。

吐出した水を見てみましたが、油膜はほとんど無かったものの、念の為です。

ドリルポンプを使ってみる

では、実際に使ってみましょう。

散水の為に、シャワーノズルが付けられるようにホースと継手をつけていますが、まずはそのままどの程度の水量が出るか確認です。

水道の蛇口そのままより、量も圧も多い感じです。

ポリタンクの水があっという間になくなっていきますから。

続いてはシャワーノズルをつけてみますが、ドリルとシャワーノズルのトリガー両方を引くのは大変なので、シャワーノズルはレバーを固定できる物を選びます。

安心のtakagi製。

サポートも良心的で、好きなメーカーです。

このように、レバーを固定しておけるので片手が空きますし、シャワーヘッドが金属製なので丈夫。お気に入りの散水ノズルです。

最も遠くまで飛ばせる、ジェットの散水パターンでどれぐらい飛ぶか試してみましょう。

いいですね!相当飛びます。

これなら、活用方法も色々ありそうです。

電気も水道も無い場所で、お手軽にポンプを使えるのは面白い!

普通のシャワーにして、希釈した玄米アミノ酸酵素液をポリタンクに入れておけば、籾殻ぼかし作成には超便利そうなのも良いですね。

活用したら、また報告します♪