物置に電源を引き込む-1

2020年4月14日

黒ニンニクを作る際、匂いが強烈なので物置で作っているのですが、電源をどうするかが悩みでした。

最初は、外についているコンセントから延長ケーブルを引っ張っていたのですが、当然扉は閉められず。

匂いも漏れるし、防犯上もよろしくありません。

そこで、物置に電源を引き込む事にしました。

イメージとしては、以下の写真のような感じです。

物置に電源を引き込む

電気関係のDIYを行うのに必要な資格

コンセントに延長ケーブルを挿すだけなら、なんの資格もありません(危険じゃないからね)

でも、コンセントの裏側から分岐して、配線や結線を行うには、電気工事士という資格が必要です。

一般家庭の100V電源を扱うのであれば、第二種電気工事士があればOK。

ある程度の勉強と技術が必要な資格ですが、本格的なDIYをやるには必須の資格と思います。

ヘタに電気をいじると、最悪火事の恐れもありますので、くれぐれも無資格で行わないようにしましょう。

・・私?こんなこともあろうかと、この一年前に取得済みですよ(^^)

引き込み場所を考える

我が家の屋外コンセントと物置は、割とすぐ近くにあります。

屋外コンセントと物置

遠くから引くのは大変なので、ここにコンセントがあったのは助かりました。
(設計士さんありがとう!)

ただ、物置に穴を開けないと電源ケーブルの引き込みは出来ません。

壁に穴を開けるのが一般的なようですが、見栄え的には下からの方が良いかな?

という事で、屋外コンセントから分岐して、土の中を通り、物置の下を貫通させて引き込む事にしました。

なお、屋外コンセントへの結線は、安全上一番最後になります。
まずはその他の部分を全て終わらせましょう。

物置に穴を開ける

一般的な物置の床や壁は、ガルバリウム鋼板のような、薄い鉄の板にメッキ加工した素材を使う事が多いです。

錆に強く、薄く軽いのが特徴ですね。

これに、ケーブル引き込み用の穴を開けます。

開ける穴の大きさは直径21mm、理由は後ほど。

なお、大きな穴を開ける場合は"ホルソー"というドリルが役に立ちます。

ホルソー21mm
インパクト用ホルソー

物置の床や壁は、だいたい厚さ1mm以下。

インパクトで開ける場合は厚さ1.2mmまでと書いてあるので、範囲内です。

マキタの18Vインパクトにホルソー取り付け
マキタの18Vインパクトとホルソー

このように、ドーナツ状のドリルになっていて、外周だけ削って大きな穴を開けるんですね。

開けたい場所にポンチを打ち、ホルソーを押し込むとほんの数秒で開きました!

物置の床にホルソーで穴あけ
失敗・・

・・・が、真裏に障害物があって、ギリギリケーブルが通らない(・_・;)

仕方なく、すぐ横に開け直しました。ちゃんと調べてから開けないとダメですね^^;
まぁ、ケーブル通してから塞ぐとしましょう。

物置の床に開けた穴へ、PF管コネクタを接続する

開けた穴は縁が鋭いので、ケーブルを直接通すと傷が付きます。

ですので、保護用にPF管とPF管コネクタという部品を使います。

PF管は、ケーブルを保護するチューブ。

それをボックスなどに固定するのがPF管コネクタです。

PF管コネクタにPF管を繋ぐ

コネクタのロック部分を「解除」にして、PF管を差し込んでから「接続」に回せば、取れなくなります。

そして、PF管コネクタのナット部分を外して、床を挟み込むようにして締め込みます。

ホルソーが21mmなのは、このPF管コネクタがちょうど入るサイズなんです。

物置の床に開けた穴へ、PF管コネクタを接続

穴はまた後で塞ぎましょう。

PF管を土中に埋設する

屋外コンセントまでケーブルが露出していては、みっともないですし通る度に邪魔ですので、地中に埋めてしまいましょう。

通すルートを掘ります。
本来、地中に埋める時には上からの圧力に負けないよう、かなり深く掘る必要があるのですが、ここは人しか通らないので浅くしか掘りませんでした。

PF管を地中に埋設する

PF管を土中に埋めたら、土を戻しておきます。

これで、屋外コンセントから物置までケーブルを這わす事が出来ました。

 

物置の中と、屋外コンセントへの結線は次回に続きます!