害虫対策は早いほど効果が高い
今は5月。
これから、害虫の活動が盛んになってくる時期ですね。
でも、一口に害虫と言っても様々な種類がいますし、一年中活動的な虫はいません。
虫それぞれに活動的な時期があり、そして作物に寄ってくる理由も条件もそれぞれにちゃんと決まっています。
その理由と条件からから外れて作物を食い荒らすことは無く、作物の種類によって寄ってくる虫の種類も、ある程度予測できます。
という事は、あらかじめ予測と対策をする事も出来る訳です。
害虫対策は先手必勝・ニーム酵素液の散布
露地栽培であれば、だいたい一ヶ月サイクルで虫の種類が変化していきます。
発生し、増えた後で対策しようとしても、既に手遅れである事も多く、対策しようにも労力が大きくなりがち。
そこで、対策するならば出始めの時期にする事が大切です。
卵を産み、羽化し、活動始める。その初期に手を打つ。
玄米アミノ酸農法では、害虫対策としてニーム酵素液の使用を勧めています。
ニームはインド原産のハーブで、害虫が餓死する・成長しない・孵化しない・産卵を抑制する・・といった効果をもつ酵素を含んでおり、古来より虫の駆除に使われています。
そのニームを、玄米アミノ酸で発酵・抽出したものがニーム酵素液。
自然由来の植物に優しい資材で、有機JASにも適合します。
このニーム酵素液を、早朝に散布します。
なぜ早朝かというと、虫の活動が活発化するのは気温の高い日中であり、早朝は動いていない為効果が高くなるからです。
害虫が発生しにくい環境をつくる
その他の有効な手として、そもそも害虫が発生しにくい環境を整えるというのもあります。
周辺に雑草や藪がおおいとか、溜まり水があったりすると、増えたり産卵出来る条件が揃ってしまいます。
雑草が成長するまえに刈り取ったり、土にすき込む事。
水が溜まるような場所を作らない事。
そんな対策を取ることでも、害虫の発生を抑制する事が出来ます。
害虫対策まとめ
害虫対策をまとめると・・
- 害虫が出始める初期の段階から手を打つ
- 早朝にニーム酵素液を散布
- そもそもの発生する要因を無くす
この3つを実践する事で、大量発生したり、被害が広がったりする事を抑制できるわけです。
被害が広がってから慌てるのではなく、まず安全に抑制する・・という考えで栽培した方が、手間もコストも結果的に低くなりますので、試してみてはいかがでしょう。