土壌の病害や連作障害の対策

全開、連作障害の原因などを書きました。

連作障害とは、同じ作物を作り続けるから障害が出るというより、土壌が汚染されている中で、さらに同じ事を続けて土壌が腐敗していくという悪循環を続けるからこそ、障害が出るのです。

連作障害を防ぐには

連作障害を起こしやすい作物は、一般的にはチッソを多く含む肥料をたくさん与えなさいと言われている作物です。

その肥料と水分過多が合わさって 、障害が発生します。

どういう事かというと、障害のほとんどは「カビ」が原因。

つまりは、栄養があってジメジメしているから、カビが出てきた。非常に単純な話なんですよね。

浴室がカビやすいとの一緒です。

それともう一つ大事な要素が、土の保湿力。

「保湿力が少ない」ほど、障害の原因となるような菌は「繁殖しやすい」です。

これ、水分過多の事を考えると逆だと思われがちですが、保湿力とは土の中のすき間の多さなんです。

すき間がある=酸素が多い

すき間がない=酸素が少ない

保湿力の無い土壌は酸素が少なく、嫌気性の悪玉菌が発生・増殖します。

そして、そういう嫌気性の菌というのは、酸素がまだ地球上に無かった頃から生き残った菌であり、原始的で非常に強く、そもそも人間がどうこう出来るものでは無いのです。

ではどうするのか?

悪玉菌を「出てこれない環境に整える」というのが最良の対策なんですね。

乳酸菌もみがらぼかしの投入

腐敗するような肥料・液肥をやめ、耕盤層に水が溜まらないようにし、保湿力(酸素保持力)の多い乳酸菌もみがらぼかしのような資材を投入する・・・

対策とは、全て原因からさかのぼって、適切に行う事が重要と、そう思います(^^)