オール電化&太陽光発電で、停電時に何が出来るか
災害時・停電時にオール電化&太陽光発電の住宅で何が出来るか?どうするか?
オール電化の場合、停電には弱いとされています。
対策として、蓄電池+太陽光発電で、停電時も家電をある程度使えますが、数十万~数百万円ものコストが掛かります。
災害時に普段と同じ生活をしようとするより、最低限の備えで乗り切る・・という考えのほうが、コスト的にも合理的かな?・・と思います。
でも、我が家には太陽光発電がある。
停電時にも晴れなら発電はしているのですから、何が出来るのか。
調べた内容と、実際の結果をまとめてみました。
太陽光発電の自立運転モード
一般家庭の太陽光発電は、停電時に家庭用コンセントへの供給をしません。
代わりに、「自立運転モード」というのに切り替えると、発電中の電力を直接専用のコンセントから受け取れます。
↑我が家のはここ。パワーコンディショナーの側面についてます。
メーカーごとに切替方法が違うので、説明書を読んで、一度は試してみるのが良いでしょう。
ただし、自立運転モードで動かせる機器には限界があります。
電気の容量が足りているかだけでは無いようです。
問題無い物
- 携帯電話やスマホなど、バッテリーへの充電
- ノートパソコン
- 湯沸かしポット
- 扇風機
ダメな物・厳しい物
- エアコン
- 冷蔵庫
- 掃除機
- デスクトップパソコン
- エコキュートなどの電気給湯器
- IHクッキングヒーター
電気をたくさん使う家電だけでなく、モーターを使う家電も厳しいですね。
モーターが動き出す瞬間、起動電流といって、一瞬大電流が流れます。
それを太陽光側が検知して、自分の保護の為に供給をストップします。
もしくは、電圧の変動が大きくても、保護するようですね。
冷蔵庫は、それでダメでした。
その場合の対策としては、発電量が充分な時に、他の家電(トースターなど。100Wぐらい?)を先に動かしておき、電圧変動が大きくならないよう起動する手もあるようです。
動き出した後は、他の家電を止めましょう。
また、太陽光は少しでも曇ると発電量が大きく下がります。
冷蔵庫やエアコンはずっと動いてますから、少しでも発電量が足りないと、やはり保護回路が働いて、止まってしまいます。
やはり、停電時にこれらを動かすのは、難しいですね。
逆に、スマホなどのバッテリーへの充電は全く問題なし。
ノートパソコンも同様に大丈夫、使用しながらでも、充電か放電かを勝手に判断してくれます。
昼の内にノートパソコンを充電し、夜はそこからスマホの充電もアリです。
ダメなのはデスクトップパソコン。
バッテリーが無いので、一瞬でも電気の供給がなくなると、強制終了です。
最悪パソコンが壊れるので、やめましょう。
電気ポットも、大丈夫です。
太陽のあるうちにお湯を沸かして、水筒に入れておけば夜もお湯を使えます。
電気給湯器は、大容量の電気が必要なので、全く動かせません。
沸かしたお湯がタンクに残っている内は、それを使う事は出来ますが。
何ともいいにくいのは、電気炊飯器。
発電が安定していれば全く問題無いのですが、炊飯中に発電量が足りなくなると、そこで止まってしまいます。
お急ぎモードとかで、一気に炊いたほうがいいのかも?
我が家の結論
晴れてれば、充電ができ、飲食用のお湯は沸かせる。
足りないのは、調理用の火と暖房機。
どちらも、カセットコンロとガスボンベの備蓄があれば、なんとかなります。
ガスボンベが足りなくなるような事態でも、太陽光発電で多少はカバー出来そう。
という事で、我が家は食料と水の備蓄・カセットコンロがあれば大丈夫でしょう。
温暖な地域であり、かつ家の断熱がしっかりしているのもありますが。
皆さんも、自分の家の設備と備え、再確認をしてはいかがでしょう?