農作物の原産地と特性を知ろう

2019年12月17日

どんな農作物でも、元は自然の植物ですから、それぞれに合う気候や風土があります。

それを無視した栽培方法を取ると、やはりうまく育ちません。

例えば家庭菜園でも大人気のトマト。

原産はアンデス地方の高地で、ナス科の植物です。

涼しくて強い日差しがあり、乾燥した高地が適した植物なのに、日本はほぼ真逆の高温多湿で雨も多い。

雨が多いという事は、土壌も酸性に傾き、これまた原産地とは異なったpHになります。

つまり日本の環境そのままでは、原産地と合っていないのだから、うまく育たないのです。

ではどうすればよいか?

原産地の特性と自分の畑の特性を良く学び比較し、それに近づければ良いのです。

自分の畑の土壌はどれだけ酸性か?適したpHにするには何を入れれば良いのか?

気温や雨量はどうか?雨を嫌い乾燥を好むなら、雨避けが必要ではないのか・・・などなど。

ただ栽培方法を見るのではなく、それは「なぜ」なのかを知ることが重要だと思います。

理由や理屈がわかっていれば、何かあっても応用が効きますからね(^^)

でも逆に考えれば、日本原産の作物はどうでしょう?

日本の風土に適して進化してきた植物ですから、合わないはずがない。

でも、日本原産の野菜って、あんまり無いようです。

参考:日本原産の食用栽培植物

残念です(^_^;)