乳酸菌もみがらぼかしを上手に作る2018秋-仕込み編

2019年12月17日

お米の収穫が終わると出る物・・

籾殻と、稲わらです。

集めやすいこの時期に、一年分の籾殻を確保しておきます。

さらに、気温的にも暑すぎず・寒すぎない秋は、ぼかしの仕込みにも最適。

という事で、2018年版仕込み編です(^^)

材料

今回は、今までで一番多い量を作ります。

前回が80kg、今回は倍近くの140kgです。

前回:乳酸菌もみがらぼかしの作り方-1

量が多い程、発酵温度が安定するので、本来公式では400kg~を推奨してますが、慣れてくれば少量でも充分作れます(^^)

以下今回の材料

米ぬかと籾殻は、本来同量なのですが、米ぬかの比率が大きいほど、発酵しやすく管理も楽です。

少量を作る時は、米ぬかの方が1.2倍ぐらいになるようにしています。

混ぜ方

今回は、なるべく手早く・簡単に材料を混ぜられるよう、工夫してみました。

まず最初に、50度のお湯で希釈した液のうち1/3を、バケツで一気に籾殻へ。

(籾殻が吸える水分のギリギリ量)

全体に水分が回るよう、軽く撹拌します。

どうせこの後、たっぷり撹拌するので、さっくりと。

全体的に水分が回ってから、米ぬかと粉体を全部投入し、また撹拌します。

先に米ぬかを入れてから水分を足すと、ダマになりやすいんです。

こうやって、ある程度水分を入れた後から米ぬかを混ぜたほうが楽だしうまくいきます(^^)

米ぬかを入れた後の撹拌は、割としっかりと。

その後は、残り2/3の100倍希釈液を、ひたすら混ぜていきます。(これも50度のお湯で)

この時、手動式の噴霧器を使って、均一に散布するようにしています。

ノズルの先端は外して、ある程度量が出るようにはしてありますが。

使っているのは、下記の噴霧器。

このメーカーのは、部品一個一個、予備で購入出来るので、壊れても直せるのがいいですね。

この作業に、一番時間が掛かっています。

次回は、ここもバケツで投入しても大丈夫か、試してみようと思います。

同じ結果が出るならば、少しでも手間を減らしていきたいですもんね!

水分量の目安

さて、全量混ぜ合わせる少し前から、水分量のチェックもします。

材料はあくまで目安。

水分が少なければ発酵しにくいし、多ければ嫌気発酵になって腐ります。

目安としては、ギュッと握った時に、軽く固まり、すぐバラける程度。

チェックの様子を、動画にしてみました。

こんなぐらいで、材料の混ぜ合わせ、完了です!

これを、雨の当たらない場所に積み上げて保管します。

なお、初日目だけは、上をブルーシートや不織布で覆うと良い感じです。

温度が上がりやすく、発酵の促進になりますね。

また、積み上げる時は、なるべく高くなるようにします。

目安は40cm以上。

低く薄く積んでしまうと、発酵も温度も安定しません。

さぁこれで約一ヶ月間、発酵が続けば完成になります!

楽しいぼかし作りの始まりです(^^)