ホウキングによるニンニク畑の初期除草ーニンニク栽培記2021-22(6)
前回紹介した、実に画期的な除草道具「ホウキング」。
古野さんという農家が開発した、誰でも簡単に安く作れて、なおかつ除草も楽になるという素晴らしい道具。
前回記事では、なぜその形になるのかの検証を含めて、未改造の松葉ぼうきで畝を引っ掻いてみましたが、やはり針金間の隙間を広げないと駄目そうです。
という事で、今回はしっかりと作り込んでみます。
松葉ぼうきの先を間引く
ホームセンターで、1本1000円ほどで売っていた松葉ぼうき。
ガーデンクリーナーとか、レーキ・熊手などの名前でも売っています。
力を掛けて土に食い込ませて使うので、柄がアルミや伸縮するタイプ、もしくは先端に玉がついている物は選ばないようにしましょう。
木製の柄で、シンプルな物が良いです。
この先端部の針金同士の間隔が狭いので、まずは間引きます。
中心部に6本程度残せば良いみたいですが、後から戻す事は出来ないので、とりあえず8本残しました。
切断は、最初番線カッターを使ったのですが、それでも固くて固くて・・・
切れないことは無いけど、時間もかかるしカッターの刃も潰れそうでした。
なので、結局サンダーで一気に切り落としています。
これなら超楽ちん!
針金の間隔を広げる
続いて、残った針金部を広げます。
だいたい均等になるように。そして上下に位置がズレ無いよう、曲げていきます。
先端で、針金間を6cmほどの間隔に調整。
根本のガイド(蝶ナットがついてる部分)は、動作に重要との事なので、残しておきます。
これでとりあえず1本完成。
続けて、もう1本も同じように先端を加工します。
その上で、1本だけ柄を短く切断しちゃいます。
カット後の柄の長さは、だいたい60cmぐらいと書かれていましたが、まぁ感覚的に切りました。
これも、後から短くするのは可能なので、最初は長めに切ってもいいかもですね。
2本の松葉ぼうきを連結する
この2本を、連結します。
少し前後にズラして、テープでグルグル巻きに。
強度的に不安は残りますが、まぁ試作機なのでとりあえずこんなところでしょう。
前後の間隔は、12cmほど。
針金の先端が、段違いになるように配置した方が、より効率的です。
上側の先端を下に曲げ、針金の先が同じ面を引っ掛けるぐらいまで調整します。
3本ぐらい連結したほうがいいみたいですが、今回はこれで完成!
ホウキング、出動!
では、実際に使ってみましょう!
畝の上を、ホウキングで引っ掻いていくだけです。
歩く速度も、ちょっと速歩きぐらいでOK。
土がすっかり乾いているより、雨上がりとかで湿っているぐらいの方が、雑草を引っこ抜きやすいです。
1畝を片道走らせると、こんなにも雑草が抜けました。(2アールで、10分程度)
いやぁ、爽快ですね!
あまり大きくなってしまった雑草は厳しいですが、初期に除草するなら最強かもしれません。
また、土の表面を削るので、中耕の役目も兼ねています。
なるべく、こまめに使うと雑草の抑制にも効果的です。
しばらくは、これを週2~3ぐらいの間隔でやり続けてみるとします。