ペットボトルロケットの発射台を300円で自作する
子供向けイベントで、ペットボトルロケットを作ったんですね。
作ったロケットはお持ち帰りOK。
でも、発射台とロケットのキャップ(噴射口)は主催者側の持ち物なので、ロケットだけ持ち帰っても飛ばせない訳です。
で、楽天とかアマゾンをのぞいてみたのですが、部品を揃えると数千円・・・
飛ばせる場所も限られているし、何度使うかわからない物なので、ちょっと予算オーバーかな?
でも、せっかく子どもたちが楽しみにしているので、飛ばせるようにはしてあげたい。
という事で、自作することにしました(いつものパターン(笑)
調べれば、たくさんDIYしている情報が出てきます。
ただし、自作には失敗や事故もつきまといますので、自己責任で行いましょう。
ペットボトルロケットの噴射口を自作する
まず、必要な物は大きく2つです。
1つ目が、ペットボトルのキャップ部分に取り付ける噴射口。
キャップに、蛇口やホースでよく使うワンタッチジョイントのオスがついている部品です。
単品でも4~500円ほどしますが、これは100円で作れます。
まず、100円ショップで下の写真のような部品を探しましょう。
蛇口ニップルとか、水栓ニップルとか呼ばれています。
安心のタカギ製なら、この商品。
これをペットボトルの蓋部分に取り付けたいのですが、ネジのサイズが全然違います。
そこで、ペットボトルのキャップをくっつけてしまえばいい訳です。
空気が入る穴を、キャップにあけます。
これはドリルであけていますが、キリとかカッターとか熱したハンダゴテとか、なんでもいいでしょう。
空気が漏れないよう、バリはきっちり取っておきます。
これを、さきほどのニップルに接着剤で固定します。
こういうプラスチック系を固定するには、2液性のエポキシ系接着剤が最強です。
これも100円ショップで売っています。
2液を同じ量で混ぜ合わせて使うのですが、10分程で乾くし、乾く前はジェル状だから空気漏れを防げるし、高い圧力にも負けない強度が出ます。
合わさる面にたっぷり塗り、ペットボトルのキャップをはめたら、隙間にも爪楊枝などを使ってしっかり流し込んでおきます。
このとき、先程あけた穴が塞がらないよう注意しましょうね。
あと、エポキシ系の接着剤はかなり臭いので、しっかり換気するか外でやりましょう。
10分ほど乾かせば完成!
ペットボトルロケットの発射台を自作する
必要な物2つ目が、発射台。
こちらも自作します。
ただし、今回は「発射台」というより、最も最小限の部品だけで作った「空気入れ」という感じです。
発射台に必要な部品も、100円ショップで揃えます。
こんな写真のような、ノズルコネクターという部品ならだいたいなんでもOKです。
こちらもタカギ製ならコレ。
さきほどの噴射口に、カチッとはめられる部品です。
ちょうど手持ちに余りがあったので、私はそれを使います。
(購入したとしても、これで100円ショップで3点。税抜300円!)
ホースと接続する下半分はいらないし邪魔なので、切り落とします。
ノコギリで切っていますが、カッターでも頑張れば切れます。
怪我しないように。
この穴に、自転車とかのタイヤチューブのバルブを取り付ければ、空気を入れる部品になります。
チューブのバルブは、自転車屋さんに行ってお願いすれば、だいたい無料で譲ってくれます。
高校時代は、部活の練習で必要で、よく譲ってもらってました(^^)
まぁ、これもたまたまパンクした手持ちがあったので、それを使います。
必要なのはバルブ部分だけなので、ハサミで切り出しましょう。
邪魔なナットや、中のバルブ部分は取り外しておきます。
これを、さきほどの切ったノズルコネクターに入れて、ナットで締めておきます。
そのままでは空気が漏れるので、こちらもエポキシ系接着剤で隙間を埋めておきましょう。
このとき、バルブ内部に接着剤がつかないよう気をつけて!
中のバルブを戻せば完成です!
ペットボトルロケットを自作発射台で飛ばしてみる
まず、ペットボトルロケット側に水を入れて、自作した噴射口と発射台を取り付けます。
空気入れで空気を内部に補充。
ペットボトルロケットを手で持ちながら、発射台のコネクターを下に下げれば、ロックが解除されて一気に水と空気が噴射!ロケットが飛んでいきます。
なお、水の量や空気の圧力については、ここでは書きません。
ただ、今回作った発射台は人の手で固定しながら使うので、あまり強い圧だと危ないです。
びしょ濡れになるし(笑)
少ない量から始めて、少しずつ増やしていくぐらいで良いと思います。
安全に使う為には、発射台の改良も必要
まず最低限の部品で作った発射台ですので、ここからペットボトルロケットをガイドする部品を作ったり、ロックを離れた状態で解除できるようにしたりすれば、安全に使えるようになります。
でもまぁ、そこまでやると時間もかかるし、難易度も一気にあがるので、まずは今回作ったような簡易版を作って、子供にも仕組みを教えてあげるのも良いのでは?・・と思っています。
ただ、何度も書きますが、圧縮空気は割と危険ですし、ロケットもすごい勢いで飛びますので、安全には充分に気をつけて、人のいない広い場所で使いましょうね!