少しずつ農地が借りやすい時代になり始めてきた

2022年3月27日

以前、サラリーマンが農地を借りるのはハードルがものすごく高い話をしました。

サラリーマンは農地を借りられるのか?
サラリーマンは農地を借りられるのか?2→借りられた!

私の場合は、運良く借りられたし、その後も栽培面積は広がるばかりです。

ただ、やはり公的に認めてもらった上で、栽培をしたいという気持ちもあるのです。

そんな折、さらに新しく農地を貸してくれた方が、「農地の貸借契約を可能なら結びたい」という話をしてきたのです。

農地法による貸借

先の記事でも書いたように、農地を借りることが出来るのは農家だけなのです。

原則的に、農業者や研修を受けた新規就農者だけが農地法に則って、農地を借りる契約を結べます。

ただ、これだとやはりサラリーマンには借りられないし、まず専業農家になってからというのは、後戻りも難しく、気軽には出来ません。

ということで、貸主さんが「貸借契約を結びたい」と望んでも、私にはどうにもできない訳です。

藤枝市のゼロから農業エントリーに申し込む

それでも、何かしら手段は無いものかと、市の農業委員会に相談してみたのです。

すると、ちょうど今年度から、「ゼロから農業」という制度が始まったとの事。

ふじえだゼロから農業エントリー制度

耕作放棄地は年々全国的に広がり続けているんですよね。

わが町藤枝でも、このままでは様々な人達が困るという懸念からか、農地を借りる条件が緩和されてきたようです。

この制度、今までの制約から比べるとかなり条件が緩くなっています。

農業経験がない人でも、契約年数と面積が狭いながらも借りる事が可能。

ある程度の経験者なら、10アールを最大3年借りられます。(指定地域のみだが)

これは正直画期的と思います。

誰でも気軽に農地を借りる事ができるし、貸主も安心して貸す事ができる。

他の市町村ではどうかわかりませんが、もしかしたら全国的にこういう施策が始まったのかもしれません。

新規就農や兼業農家を目指す人でも、まずはこういった気軽なところから始められるというのは、農業人口拡大にかなり貢献すると、そう思います。
(藤枝市、ありがとう!)

という事で、私もさっそく申し込んであります。(1月末)

審議などで時間が掛かるようですが、結果が楽しみです(^^)