エアコンの室外機の騒音・振動を抑える

3年ほど前ですが、エアコンの室外機がうるさくて対策した記事を書きました。

室外機の騒音を抑える-1

まぁ、対策とは言っても防振ゴムを敷いただけ。

効果も正直ほとんど感じられない程度でした。

さらに、年々ビビり音が激しくなってきました。

特にこの横が寝室なのですけど、寝る時に床が振動でうなるんですよね。

ということで、もう少し本格的に対策を進めます。

振動の原因を考える

対策をする前に、振動する原因を考えます。

だって、意味のない対策してもしょうがないですからね。

簡単に対策できる事からやっていきましょう。

振動の原因1:室外機が汚れている

長く使ってくると、あちこちに汚れが溜まってきます。

その汚れが原因で、羽根のバランスが崩れてたりして、振動が発生する事があるようです。

という事で、まずは簡単にお掃除。

ただまぁ、新品時からそれなりに振動していたので、これだけで直る気はしておらず、実際に実感するほどの変化は無し。

でも、やって損はないしタダなので、定期的にお掃除はしておいた方が良いでしょう。

振動の原因2:経年劣化

様々な部品が劣化によってガタが出るようになり、振動が発生することがあるようです。

もしくは室外機を載せている土台、これが標準ではプラスチックな事が多いのですが、これも経年劣化で弱くなり、ガタガタし出す。

ただ、これも昔からの振動にはあんまり関係なさそうです。

振動の原因3:共振

最も考えられるのが、これ。

回転体があると、その回転数に応じて周波数が発生します。

その周波数が原因で、床や壁と共振して不快な振動や音を発生させる事があります。

これが原因と仮定して、対策を進める事にします。

室外機の共振を防ぐ方法

共振による振動や騒音を防ぐ方法としては、以下が考えられます。

  • 回転数を変える
  • 除振・防振する

室外機の回転数を変える事は無理ですので、除振・防振を進めます。

除振・防振とは、要するに振動を無くしたり吸収したりする事です。

最初に紹介した防振ゴムも、柔らかいゴムで振動を吸収してしまおうという商品ですね。

ただ、振動が大きい場合は、あんな薄っぺらいゴムを敷いた程度ではどうにもなりません。

専用のもっと分厚いゴムもありますが、お高いのでもっと安く簡単に出来る方法を考えます。

振動対策1:コンクリートブロックを置く

まず最初に試したのが、コンクリートブロックを室外機とベランダの間に置く事。

固く思いブロックを置く事で、振動がベランダの床に伝わりにくくなるはずです。

本当は、専用の室外機用コンクリートベースがあるのですけど、ちょっとお高い・・

ホームセンターでも販売していますが、これは最終手段にしたいと思います。

また、コンクリートブロックは1個100円ちょっとなので、お安い(^^)

せっかくなので、防振ゴムは残しておきました。

結果は・・・多少マシにはなったものの、まだ床がうなります。

やはり、防振ゴムが弱すぎなのでしょう。

振動対策2:ステンレスたわしを敷く

お高い防振ゴムを買って効果が無かったらいやだなぁ・・と、ここでも貧乏根性が出ちゃいます(^_^;)

で、代わりになる物を探していたところ、ステンレス製のたわしが効果的という情報を得ました。

詳しい原理は出典元の下記ブログを参照下さい。

エアコン室外機の音を静かにする方法~ステンレスタワシを防振に使う

出典:創造の館 様

バネの役割を果たし、腐食にも強く、かつ安い!

素晴らしい素材です、上記ブログの方、ありがとうございます。

ただし、あまりスカスカなたわしでは意味が無いので、ギュッと身が詰まったやつにしましょう。

モノタロウで良さそうな物を見つけました。

モノタロウ:たわし ステンレス製 50g

より密度の高い50gが良いでしょう。

8個購入。ブロックと床の間に4個ずつ設置します。

狭いベランダでひとりでやるのは大変でした(^_^;)

誰かに手伝ってもらいましょう。

たわしは、上の写真のように「縦」にしたほうが良い気がします。

バネの役割ですからね。圧縮に強い方が効果的です。

さて、効果のほどは・・・

かなり改善しました!

明らかに、床を伝ってくる振動音が減っています。

皆無ではないものの、不快には感じません。

計1000円ちょっとで対策できるなら、まずは試してみる価値有りといえましょう。

ここからさらに対策するなら、コンクリートブロックと室外機のベースを、完全に固定すればいい気がします。

コンクリートブロックへのビス打ちですね。そのうちやろうかな?

ともあれ、これだけ効果が出るなら、もっと早くやっておけば良かったです(^^)