気温・地温が上がってきたら、根も動き出す

冬季に休眠していた作物も、気温・地温が上がってくると、根も動き出します。

そのタイミングを逃さず、適切な管理を進めましょう。

目安は、だいたい桜の開花時期頃です。

特に2020年の今年は早そうですね。

光合成の促成

根が休眠している時は、水分も養分も吸い上げず光合成もほとんど行っていません。

ですので、光合成促進剤を使うなら、暖かくなって根が動き出してからが効果的です。

光合成促進剤は、例のごとく「玄米アミノ酸酵素液」を使用。

1000倍希釈液を、晴れた日に散布します。

過剰害は無いので、毎日でも大丈夫。

暖かくなってきたとは言っても、まだ日照時間は短いですから、こういった光合成促進剤を有効活用していきます。

養液の使いすぎには注意

養液(液肥)は、即効性を期待できますが、まだ休眠から覚めたばかりの根では吸収効率も悪いです。

そこで濃度を上げ過ぎたり、過剰に与えてしまうと、濃度障害やカビによる障害も発生しやすくなりますので、要注意です。

また、その結果地温が下がり、微生物も減り、カビなどの糸状菌が出やすくもなります。
(特に施設栽培)

 

過剰害を避けるには、やはり根よりも葉へ作用する光合成促進剤の方が、優れています。

せっかく冬を越えてきた作物、最後の追い込みをしっかり行い、良い収穫を迎えたいですね(^^)