宝永山に登ってみた
富士山の中腹あたり、ポコっともう一つの山頂が出ています。
1707年に噴火(宝永大噴火)した際に出来た山で、宝永山と呼びます。
当時の記録には、長期間に渡りかなりの被害が出た・・と詳細に記されているようですね。
この宝永山、標高2700mほどで五合目からのアクセスもよく、割と気軽に登山出来ます。
富士山頂が閉山後(9月以降)も、11月末頃まで登山出来るのがいいですね。
という事で、登ってみました。
宝永山へのアクセス
最も簡単なのが、富士宮口五合目からのルート。
車で五合目まで行き、そこからの標高差は約300m。
宝永山山頂までもだいたい1時間半~2時間程度と、所要時間も短めです。
天気さえ良ければ、昼から登り始めても、日が高いうちに帰ってこれます。
ただ、そうは言っても富士山の高所。
雨・風対策や、しっかりとした服装・装備は必須です。
この時も、街を歩くような格好で登っていた人も見かけましたが、何かあれば他人にも迷惑をかけるのでやめましょう。
道中の路面状況
写真は撮り忘れましたが、火口底に着くまでは特に困るような事は無いですね。
ここまでは気軽に来れます。
問題はここから。
宝永山山頂は見えているんですが、とにかく足場が悪い!
非常に崩れやすい砂礫が続き、足が取られるんですよね。
疲れやすいし、力は入りにくいし・・・
子供を連れている場合、ここで相当時間を取られるかもしれません。
でも、くぼんだ場所なので、風の影響がほとんど無いのは助かります。
宝永山山頂
馬の背(稜線)まで出てしまえば、宝永山山頂はすぐ目の前!
目と鼻の先なのですが、ここは風が強くなりがちなので注意しましょう。
ただ、ここまで上がると景色が一変します。
天気が良ければ、東は東京、西は浜松、伊豆や箱根、遠くには房総半島も見えます。
この日も非常に好天に恵まれて、大展望でした(^^)
疲れも吹っ飛ぶ光景ですね。
来年の目標
これで、富士登山が初めての人も、なんとなく雰囲気はつかめたと思います。
いきなり富士山頂を目指すのではなく、まずはお手頃な宝永山登山というのも、十分有りでしょう。
我が家は、この経験を元に来年の夏に富士山頂目指してみようと思っています(^^)