美味しい果樹を作るには?ストレスを無くそう!
畜産や酪農で、付加価値のついた美味しい物って、だいたいは家畜のストレス低減をしていると思います。
ひろびろ・のびのびと育て、太陽の光をたっぷりと浴び、健康的で質の良いエサを与える。
そうしてストレスフリーにするからこそ、美味しい卵や牛乳、お肉が出来上がるのです。
実は、果樹でも同じことが言えます。
果樹を美味しくするのは肥料では無い
糖度を高くしようと、たっぷり肥料を与える・・・
畜産で例えるならば、自由にならない環境で、ひたすら栄養価の高いエサばかりを与えられている、そんな状況でしょうね。
それでは病気にすらなりやすい状態です。
では、どのようにしてストレスを減らしていけばいいでしょう?
肥料の入れすぎは酸欠になる
果樹にとって一番ストレスになるのは、酸素不足になること。
肥料をたくさん入れると、その分解に酸素を多く消費します。
結果、酸素不足に。
もうひとつ、人間やトラクターが土を踏み固めるのも悪影響です。
消毒もストレスになる
殺菌や消毒、果樹の為に行っているつもりでも、強いストレスを与えます。
強い薬剤を使うほど、当然果樹へのストレスも強くなります。
強いストレスを受けると果樹はどうなるか
固い土と酸素欠乏で、根が伸びない。細根が少ない。
根も伸びない上に、消毒のストレスで葉は小さく薄く、養分を運ぶ葉脈も細い。
葉と葉脈が弱いので、光合成も弱い。
すると、糖分を作り出す能力も低くなり、品質は落ちるばかりです。
高品質の果樹を作るには?
これまで書いた事の逆をやれば、良いのです。
ストレスを無くす事、そして、さらには果樹が喜ぶ事を積極的に行いましょう。
土を柔らかくし、微生物を豊かにする乳酸菌もみがらぼかしをすき込む。
光合成を活発にする、玄米アミノ酸酵素液の葉面散布を行う。
ただ肥料と栄養を与えて病気にしてしまうのではなく、果樹が喜ぶ事を行ってみましょう(^^)