ベビーマグちゃんを一年使った結果

洗剤いらずで洗濯できる、ベビーマグちゃん。

中身は高純度マグネシウムの粒で、水と反応して水素を作り、弱アルカリ性の水となって、汚れを落とす仕組みです。

このベビーマグちゃん、使用期間は約1年間(300回)とメーカーでは言っています。

マグネシウムが反応で少しずつ小さくなる為と、外側の袋が摩耗してきて、破れる恐れがあるからとの事。

使い方にもよるでしょうが、一年の使用でどうなるか、新品のベビーマグちゃんも購入して実際に比較してみました!

一年使用したベビーマグちゃん

我が家の家族構成は、3世代5人。小学生の男の子二人です。

洗濯機を回す回数は、平均1~2回/日(洗濯機容量45L・4.2kg)

だいたい標準的ではないでしょうか。

一回の洗濯で、ベビーマグちゃんは2個入れています。

さて、約一年(正確には13ヶ月)経ったベビーマグちゃん、どうなったか確認していきましょう!

重量の変化

化学反応でマグネシウムは消耗して小さくなり、軽くなっているはずです。

まずは購入したての新品ベビーマグちゃん。

新品のベビーマグちゃんの重量
82gです

続いて、約一年使ったベビーマグちゃん。

約一年使ったベビーマグちゃんの重量
52gです。

新品時と比較して約6割。それなりに軽くなっていますね。

大きさの変化

今度は、中のマグネシウムを取り出して比較してみましょう。

マグネシウムが水酸化すると、黒い皮膜が表面に出来て反応が鈍くなるので、表面の状態は大切です。

一年使ったベビーマグちゃんの中の純マグネシウム

ピッカピカ!
洗濯で使う場合、マグネシウム同士が擦れ合う事で、表面が常にキレイに保たれるようです。

これならメンテナンスの必要は無しですね。

—過去記事—

では、新品と比べてみます。

新品のベビーマグちゃんを解いて、中のマグネシウムを取り出してみました。

ベビーマグちゃん、一年後の純マグネシウムの大きさ

当然大きい方が新品。結構差がありますし、新品はゴツゴツとしています。

大きさを、ノギスで比べてみましょう。

一年後のマグネシウム粒の大きさ
5.3mm→4.2mm

結構小さくなってますね。

体積は624m㎥から310m㎥とほぼ半分。

表面積は353m㎡から222m㎡と約6割。

でも、小さくなっても純マグネシウムなので、反応が弱くなるという事はありません。
(飴玉を舐めて小さくなっても、味は変わらないでしょ?)

表面積が小さくなった分、水と触れ合う部分も減り、弱アルカリ性にできる水量が減ったり時間が掛かるだけだと思います。

もう一個ベビーマグちゃんを足すとか、もしくは純マグネシウム自体を購入して足してもOKです。

—過去記事—

マグネシウムを詰め替えて、袋を交換する

ただし、マグネシウムを入れている袋が劣化して、中身が飛び出しては大変です。

メーカーでも、そこを注意しています。

でも約一年使った袋の状態ですが、そんなに摩耗している感じは無いですね。

ベビーマグちゃん、一年後の袋の状態

袋は二重になっていて、白いのが内袋です。

外袋も中袋も、まだまだ問題無さそうです。

でも、もし袋が劣化してきたら、交換して詰め替える方法もあります。

100均の小さめの洗濯ネットでもいいですが、サイズ的にピッタリなのが粉せっけんネット。

これに、中身の純マグネシウムを移せば、まだまだ使えます。

粉せっけんネットに純マグネシウム粒を入れる

ネットの中で、純マグネシウム粒が自由に動き回れる必要がありますから、あまり詰めすぎてはいけません。

小さくなったマグネシウム粒なら、ベビーマグちゃん1個分か入れても2個分まででしょう。(写真は1個分)

 

ベビーマグちゃん、せっかく環境に良い商品ですから、最後まで大事に使いたいですよね(^^)