バートルのサーモクラフトをモバイルバッテリーで使う-2
モバイルバッテリーを使って、バートルのサーモクラフトをいかに実用的に使うか実験その2。
前回でQCの電圧切り替えスイッチ付きトリガーケーブルを選んだので、今回はモバイルバッテリー選びをします。
色々な使い道を想定して選んでいきますよ。
というのも、ひとつの用途でしか使えないって、あまりにも勿体ないし災害にも弱いと思っているので。
モバイルバッテリーの条件
モバイルバッテリーを選ぶにあたって、以下の条件で探してみました。
- PDとQC対応である事(PDならUSB-Cになるし)
- 1出力で20V・45W対応(ノートパソコンの充電も可能となる)
- PDで12V出力対応(できれば)
- コンパクト(懐に入れるからね)
- 12V使用時に2時間程度は持つ(2時間あれば、2個使い回せば半日いける)
1と4は比較的簡単で、モバイルバッテリーのメジャーどころであるANKERとかCIOなら候補はいっぱいあります。というより必須項目です。
問題は、2と3。
45W出力はモバイルバッテリーではレアで、だいたいが30Wまでです。
でも私のノートパソコンはGPU付きのワークステーションなので、消費電力もデカく、最低45Wないと充電してくれません。
でも最悪これは無くても妥協します。
PDで12V出力もかなりレアです。
前回記事でも書いていますが、PDの本来の規格ではDC12Vが無いんですよ。
でも、ヒータージャケットやファンジャケットをトリガーケーブルで使うなら、12Vは外せない。
一番使いたいあたりの電圧です。
あと、色々なDIYでもDC12Vって結構重宝するので、こちらの条件は妥協せず探してみます。
(なんで規格に入ってないんだ・・??)
45W出力とPD12Vを兼ね備えたモバイルバッテリーを発見!
モバイルバッテリーでメジャーなのは、ANKERとCIOでしょうか。
ただどちらのメーカーでも、さきほどの条件を全て兼ね揃えたモバイルバッテリーは見つかりませんでした。
特にANKER製は、PDの規格に12Vが無いんですね。
CIOだと、そのあたりが柔軟で、PD12V出力対応のモバイルバッテリーがあるのですが、今度は20V・45Wが対応していない。
30Wまでならたくさんあるのですが・・
どれかを諦める必要があるかな?
と思いながら調べていたら、私の探す条件にピッタリのモバイルバッテリーを発見しました!
さきほどの条件5つ、全て当てはまります。
さらにはワイヤレス充電のQiまでついてる・・・
見た目は、CIOのこのバッテリーそっくりなんですけどね(^_^;)
電圧切替式トリガーケーブルとモバイルバッテリーを組み合わせてのヒータージャケットの使用感
あとは実際使って使用感を確認してみましょう。
届いたバッテリーは、見た目の完成度は高い感じです。
前回記事でも書いた、電圧切替式のトリガーケーブルを使います。
これはQC規格のトリガーケーブルなので、PD12Vいらないのですが、PD12Vのトリガーケーブルも今後使う場面を想定しています。
7.2V・9V・12Vの出力を切り替えられるのですが、7.2Vはちょっと物足りないですね。
9Vでそこそこ温かい・12Vでかなり熱いです。
正直、12Vより上は要らないような・・・
9Vなら2時間程度持ったので、メインは9Vでの使用になりそうですね。
2個持ちで交換しながら使えば良いわけですし。
ただ問題点として、トリガーケーブルを繋いだ瞬間に、バートルのサーモクラフト側の保護回路がONになってしまいます。
2021年版は赤いランプが点灯し、2022年版なら緑のランプが点灯しない状態となります。
一度トリガーケーブルを抜き差しすればちゃんと通電するんですけどね。
ひと手間がちょっと面倒です。
ともあれ、これで想定していた使い方が出来るようになりました!
マキタの18V使って、長持ちする使い方もいいんですけど、軽くて小さいのも正義ですね!