秋を前にオクラの管理をーオクラ栽培記2022(10)

暑い時期の作物であるオクラ。

常夏の国なら多年草みたいですが、日本では秋までしか栽培できません。

涼しくなってくる9月。

残りの期間も良い実をつけて貰う為にも、ここでちょっと手を入れておきます。

追肥と中耕

8月頭に追肥をしていますが、ここでもう一度追肥しておきます。

ただ、あまり過剰に肥料成分を入れてしまうと、病気の元となりますので、ほどほどに。

バランスの良い肥料のタマゴ化成S555を株元にばらまき、合わせていつもの籾殻ぼかしも散布します。

それを三角ホーで軽く土と混ぜていきます。

翌日から雨予報でしたので、急いで作業。

この作業で、追肥だけでなく中耕にもなります。

好気性微生物を多く含む籾殻ぼかし。

それを撹拌しながら混ぜる事で、土の微生物性と物性を改善していきます。

こうすることで、化成肥料の分解・吸収効率も上がっていきますから、土に残留しずらく、かつ効果も上がります。

化成肥料の残留成分が増えてくると、障害や病気の元ですからね。

特に涼しくなってきて、株に勢いが無くなってくると、大事な部分です。

下葉を落とすのを減らしていく

涼しくなると、葉の勢いも無くなってきます。

以前書いたように、樹勢が強いときにはどんどん下葉を落としていきます。

樹勢が落ちてからも同じ感じで下葉を落とすと、ほとんど葉が無くなってしまいますからね。

涼しくなって以降は、収穫する実から下何枚・・みたいな画一的な落とし方ではなく、株ごとの樹勢をみて下葉を落とす量を決めています。

収穫し終わるまで、病気や障害を発生させず、最後まで質の良い実を収穫して皆様にお届けしていきたいですね!