春の管理開始!ーニンニク栽培記2021-22(13)
静岡の桜も開花、いよいよニンニクの根が動き出します!
ここから5月末までが勝負の時期になってくるので、しっかりと管理を進めます。
春のニンニク栽培管理
桜が開花するぐらいの気温・地温になることで、ニンニクは生長を一気に進めます。
そのタイミングでやっておくべきこと、気をつける事を大事な順にまとめてみましょう。
- 排水対策を確実に行う→病害対策
- ぼかしの追肥と鋤き込み→微生物の活性化
- 光合成促進剤の葉面散布→光合成による玉の肥大化
- 土壌の水分調成→生育不良対策
1の排水対策は冬の間に行っておきますが、雨の後に排水不良となっている箇所があれば、追加で溝を掘るなどして対応します。
排水が悪く、春の雨量で土中の水分がなかなか抜けないと、根腐れします。
また嫌気に傾く事から、微生物性も悪化しますね。
これは最重要項目です。
水を足す事は人力で出来ても、引かせるのは簡単では無いので。
2は、暖かくなり微生物も活性化してきますので、籾殻ぼかしを追加することで微生物と酸素を土中にお届けするのが目的です。
これで、土中は好気に傾きます。
そして、光合成を活発化させる事が玉の肥大に繋がる事から、3の葉面散布を行います。
ただ、大きくする事ばかりに意識を向けず、病害対策のほうが優先度は高い事を忘れずに!
4は、雨量が少なく土中の水分量が少ない場合の対応です。
あまりに乾いていると、玉も育ちません。
晴れが続くようなら、灌水しましょう。
ただこれも、病気にならない方が大事です。
ここから5月下旬あたりまで、いかに病気にならぬよう管理するか、それが一番のポイントである事を忘れずに、進めていきます!