大きな石を簡単に割る方法ーセリ矢でパカパカ割れる!
ちゃんとした畑を借りるまでは、庭で農業をやっていました。
ただ、祖父の代に斜面を埋め立てていた場所らしく、耕すと大きな石がゴロゴロ出てくるのですよ。
とても持ち上がらないようなのまでいっぱい。
そんな大きな石はどうにも処理できず、ずっと庭に放置しっぱなしでした。
ただ、庭の草刈りには邪魔だし、新しく作った農作業小屋へ軽トラックを横付け出来ないし、そろそろ本格的にどうにか処分しようと思います。
それと、借りた畑からもそれなりに大きな石が出てきたので、そっちもどうにかしたいって事情も・・
石を割る為の道具を揃える
石を割る方法を調べてみると、便利な道具が出てきました。
それが、セリ矢。
まぁようするに、クサビですね。
太古の昔から石を割るために人間が使ってきた道具。
それを、昔より使いやすい形にしたのがセリ矢だと思います。
使い方は、石にドリルで穴を開けて、そこにセリ矢を差し込み、ハンマーで真ん中の棒を叩くだけ。
3つのパーツがそれぞれクサビ状になっているので、叩くほど横に広がる構造です。
youtubeの動画を見てもらうのが手っ取り早いですかね。
すっごくお手軽に石を割っています。
ただ、このセリ矢自体は1本千円程度でお手軽に買えるのですけど、問題は石に穴を開けるためのドリル。
ハンマードリルという、振動で石やコンクリートにも穴を開けられるドリルが必要になります。
普通に新品を購入すると、結構良いお値段しちゃうし、石を割るためだけに購入するのはちょっとハードルが高い・・
でも、大きなホームセンターだと、レンタル工具としてよく置いてありますから、借りちゃうのが楽ちんです(^^)
ただ本体は借りられても、ドリルの刃(ビット)はだいたい自分で用意する事になるので、そこは注意。
セリ矢のサイズに合った刃を購入しましょう。(これも結構高いけど・・)
私が今回購入したセリ矢は、直径16mm用。
つまり、16mmの穴を開けて、そこにセリ矢がすっぽり入ります。
ドリルの刃も、太くなるほど高価なので、16mmぐらいが使いやすいと思います。
あと、ハンマードリルの種類によって、適合する刃の形状も色々なのでそれも注意!
3種類ほどの規格があり、互換性も無いので、素人には全くわからないと思います。
なので、借りるお店で聞くのが一番間違いなしです。
他には、叩くためのハンマーと、石の粉を吹き飛ばすブロアーを揃えておきます。
どちらも、100円ショップで揃う程度の物で大丈夫です。
割りたい石にハンマードリルで穴を開けて、セリ矢で割る
準備ができたら、石に穴を開けていきましょう!
1箇所開けるのに、だいたい数分。
セリ矢を2本買ってありますが、最初は念の為3箇所穴を開けておきました。
ブロアーで穴の中を掃除したら、セリ矢を差し込みます。
割りたい方向を考えて差し込みましょう。
そしてハンマーで数回叩いたら、いとも簡単にヒビが!
そこからもう数回叩けば、あっという間に真っ二つでした。
穴あけも、この程度のサイズなら2箇所で充分そう。
多分、穴あけ含めて合計で10分程度で割れました。
あまりの簡単さに笑っちゃうぐらいでしたね(^^)
この調子で、持ち上がらないサイズの石をどんどん割っていきます。
2分割といわず、大きのは3分割でも4分割でも、パカパカ割っていっちゃいましょう。
1時間ちょっとで、だいたい割り終えました。
こんなに簡単なら、もっと早くやれば良かった・・・
これで軽トラックに載せられるサイズになったので、防草シートの押さえに使ったり、畑で石垣みたいなの組むのに使ったり、有効活用出来るようになりました。
大きな石が邪魔でお困りなら、是非セリ矢を使って割ってみて下さい。
病みつきになる面白さですよ(^^)