何をしても社外で外部にメールが送信できない時の最終手段!
外回りの多い営業から相談を受けました。
「社内からなら問題なくメールが送信できる」
「社外で、お客さんにメールしようとしても送信できない」
「社外でも、自社内の人にはメールが送信できる」
「色々やっても解決出来ない。どうにかしてくれ!」
はい、では解決しましょう!
社外でメールが送信できない時に確認する事
検索で、「メール 送信できない」とか「受信はできる 送信できない」とか「社外にメールが送信出来ない」とか調べると、だいたい以下の解決方法が出てくると思います。
- 送信のポート番号を587に変更する
- 未送信のメールが残っている(削除すればいい)
- そもそも宛先のアドレスや送信の設定が間違えている
でも、普段社内で送信出来ているなら3番は無関係ですし、ポート587変更もやっているが送信出来ないという人が多いです。
送信サーバーのポート番号を587にしても送信できないときに、やってみる事はただひとつ。
送信出来ない時の解決方法:まず受信してから送信してみる
これだけで、メールが送信出来るパターンが非常に多いです。
特に、社外で外部にだけ送れないという時は、まずこの対策で解決します。
どういう事かというと・・(この先は読まなくても別にいいです(笑))
外部へPOPメールを送信するには、受信の認証が成功しないと送信できないというシステムがあるからで、「POP before SMTP」と呼ばれています。
迷惑メール対策などが目的で作られたシステムで、悪意を持った人が簡単にメールを送信できなくしているんですね。
- 社内からならどこにでも送信できる
- → 社内ネットワークに接続しているなら信頼できると判断
- 社外からでも、社員(@以下が同じアドレス)へは送信できる
- → 同じドメインなら信頼できると判断
- 一度受信が成功すれば送信も可能
- → 受信の認証が成功したなら信頼できると判断
こんな感じですかね。
メーラーによっては、初期設定が受信しないで即送信になっているので、こういう事が起こるのです。
ではなぜこのシステムがあるかと言うと、昔は送信に制限が無く、悪さをする輩が多かった為です。
そこで、システムを大きく変えずになんとか対策しようとした結果がこの 「POP before SMTP」 という訳なんですね。
メールが送信できないトラブルの解決方法の中で、なぜかこの「最初に受信する」だけはあまり紹介されていません。
症状が当てはまっているようなら、まずお試し下さい(^^)