庭に埋まった排水用塩ビパイプを移設する(2)_コンクリートの破壊(はつり)

測量した結果、低差がちょっと足りないことが判明した排水パイプ。

排水桝の高さは変えられないので、下流側を低く出来ないか考えてみましょう。

コンクリートを破壊する

排水を新しく流したい場所は、コンクリートにちょうど切れ目が入っていました。

それでも高低差が足りないので、この切れ目の部分をさらに掘り下げようと思います。

DIYでコンクリートを壊したり・切断する方法は大きく2種類。

切断するか、振動で壊すか。

切断するには、ディスクグラインダーでコンクリートカット専用の刃を使えばよいのですが、これが実に大変・・

専用の刃も高いし、コンクリートを切断するのはそう簡単では無いです。

ですので、振動で破壊するのが一番お手軽です。

ハンマードリルでコンクリートを破壊する(はつる)

ハンマードリルという工具を使う事で、比較的簡単にコンクリートを破壊したり穴あけする事が出来ます。
(斫り(はつり)作業という)

仕組みはその名の通りで、ハンマーのような打撃と・ドリルの回転を同時に行う事で高い貫通力を持たせています。

普通使うことがない工具なので、わざわざ買うのは無駄ですが、案外ホームセンターでもレンタルしているところが多いので、必要なら聞いてみましょう。

ということで、借りてきました。

かなり重くて振動も激しい工具なので、女性が扱うのは大変かも・・・

参考までに、ハンマードリルの作業動画を貼っておきます。

ドリルの先がスコップのような形状で、コンクリート破壊専用のビットもあるのですが、借りてきたのはドリルの刃だけ。

それでも、この程度のコンクリートのはつりであれば十分です。

何度も穴を開けてコンクリートを少しずつ削っていくと、鉄筋が出てきました。

鉄筋を切ると塀の強度が大きく変わってしまうので、それはやめておきます。

鉄筋まで高さがだいたい50mmほど、想定していた1/100の勾配がギリギリとれたので、ここまでとします。

パイプを仮置きしてみたところ。

いい感じですね!

これで、排水パイプを移設する段取りが全て整いました。

次回、元のパイプを切断して、今回作業した側に排水パイプを移設します。