落合刃物工業の自動深耕機JR-8A

2020年11月15日

硬盤層破壊の手段として、トラクターや深耕鍬の紹介を以前していますが、人力の深耕鍬は非常に大変だし、トラクターはコストが高いしで、悩みどころでした。

そこで、何か他によい農機は無いかと色々と調べていたところ、使えそうな農機を発見・購入したので、紹介します。

茶園管理用の自動深耕機

落合刃物工業という会社から、お茶畑の深耕・中耕用に作られたのが、自動深耕機です。

一般的にはクランクカルチと言われる機械の一種で、斜面で栽培される事が多く、かつ畝間の非常に狭い茶園で土を深耕する為の農機になります。

落合刃物工業の自動深耕機・JR-8A。前景
落合刃物工業の自動深耕機・JR-8A。後景

この自動深耕機、お茶業界の人に聞いたところ、昔はよく使っていたそうですが、今では殆ど見かけなくなったそう。

それもそのはず、既にシリーズ全て廃盤・製造中止されている農機具だったんです。

今では、乗用するもっと大型の茶園管理機が出ており、需要が減ったからでしょうね。

ちなみに写っているこれはJR-8Aという機種で、なんと40年前に製造されたかなり古い機種。

でも、まだまだ現役で使えます。前の持ち主が大事に使っていたのでしょう。

自動深耕機の動作

さてこの自動深耕機、どのような動作をする機械かというと。

落合刃物工業の自動深耕機・JR-8A。鍬部

この鍬を土に突き刺し、土を起こすような動きをします。

つまりは、深耕鍬と同じ事を、動力を使って行っているという事。

文章での説明は難しいので、動画を御覧ください。 

落合刃物製自動深耕機について

今回、この自動深耕機を購入するにあたり、色々調べました。

製造元の落合刃物にも問い合わせたり、お茶農家や問屋さんにも聞いて回ったり・・・

なにせ古い機械なので、ネット上にはほとんど情報が無くて(^_^;)

メーカーでも、もう資料や説明書は残っていないと言われてしまいました。

ですので、ここで少しまとめておきます。

<JR-8A>
・40年前ほどの機種
・深耕深さ20cm
・定格2.5馬力

<JR-10A>
・多分一番最後の機種
・深耕深さ30cm
・定格2.5馬力

<MR-5>
・上記のJR-10Aより古い機種で、より大型
・深耕深さ30cm
・多分JR-8Aと同じエンジン

<CR-2B>
・年式不明(割と新しい方だと思われる)
・深耕深さ20cm
・これだけ2輪で、バイクのような形状
・多分カワサキエンジンFE120搭載

もし実機をお持ちの方や詳しい方がいれば、追加の情報や間違いなどの指摘を是非おまちしています!

特に、取説が欲しいですねー。

長く使うためにも、メンテナンス要項とか知りたいところです。

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