乳酸菌もみがらぼかしの作り方2019冬(1)_もっと省力化してみる

2021年11月1日

新しく畑を借りた事と、秋に大量の籾殻を譲って頂いた事から、寒さが本格的になる前にもう一度乳酸菌もみがらぼかしを仕込む事にしました。

今回の目標!
秋の仕込みよりさらに省力化
・匂いが飛散しないようにする

省力化

秋の仕込み同様、省力化を図ります。

前回は、発酵温度が下がらぬように何回かに分けて少しずつ追加しましたが、今回は一気に残り分を追加するようにします。

その為には、追加する時にちゃんと計量・混合をして、水分量などしっかり条件を整えれば、発酵温度への影響も最小限かな?・・と考えました。

では実践です!

材料の混合

今回の仕込み量は150kg程。

まずは前半戦、100kgを規定の量で仕込みます。

乳酸菌もみがらぼかしの材料
  • 籾殻:50kg
  • 米ぬか:50kg
  • 玄米アミノ酸粉体:1kg(上2つ合計の1%程度)
  • 玄米アミノ酸酵素液(100倍希釈):80L(同じく合計の70~80%程度)

これらを仕込み小屋の中へ運び込み、撹拌が後で楽になるよう、籾殻と米ぬか・粉体を交互に積み上げていきます。

米ぬかと籾殻を交互に積み上げる

ある程度混ぜ合わせたら、100倍希釈液を一気に注ぎ込みます。

昔は、ここでダマになるのを恐れて、手間暇かけてきたのですが、発酵のコツを掴んでからは面倒でやってません(^_^;)

籾殻と米ぬかの中に、玄米アミノ酸酵素液100倍希釈を投入

一気に混ぜ合わせる事で、所要時間が大幅に短くなりました。

始めた頃は半日以上かかっていたのに、今や1時間未満です(^^)

仕込んだ乳酸菌もみがらぼかしを、高く積み上げる

最後に、なるべく高く積み上げます。

表面積をなるべく減らしたほうが、発酵しやすいですね。

後は、冬場で気温が低く、発酵が始まるまでに時間がかかる為、2Lペットボトルに50度のお湯を入れて湯たんぽとし、山の中心部に入れておきました。

ここを起点にして発酵が始まれば、後は取り出してOK!

今回は、2日目に60度まで上がりました。

匂いの拡散を抑える

この乳酸菌もみがらぼかし。

好気性発酵なので、腐ったような匂いではなく、フルーツや麹のような甘い発酵臭なのですが、匂い自体は強いです。

隣家に迷惑かからぬよう、今回は対策をしました。

乳酸菌もみがらぼかしの資材小屋

仕込む前の資材小屋。

何度も何度も倒壊&補強を繰り返し、元の原型が全く無くなりましたが、元はこんな商品

ビニールは劣化したので剥がし、天井だけブルーシートに。

パイプの柱も折れたり曲がったりで、いまや鉄筋で全体を補強。

でも屋根しかなくて匂いが拡散するので、全体をブルーシートで覆いました。

周りをブルーシートで覆った仕込み小屋

完全に密閉してしまうと、好気性発酵の妨げになりますが、これはある程度隙間風が入ります。

あと、強風には弱いので、あくまで仕込み中だけなのと、風の弱いこの時期だからやれるかな?

今後は、先日作ったパイプ倉庫での仕込みも検討します。

しかしこれで、だいぶ匂いの拡散は抑えられたように思います。

それと、発酵後は中がサウナのようになり、温度の維持が出来るのも良いですね。

冬場の発酵では助かります。

さて、これで次回は残り50kgの追加をします。