畑の深耕中-土壌改良を進める
ニンニク収穫後、次の植え付けまでの間に畑の土壌改良を進めています。
目指すところは以前にも記事にした通り。
1年通して、栽培管理・収穫・乾燥・販売を初めてやってみた結果としては、いかに多くつくるかでは無く、いかに高品質で差別化できる作物をつくるか、そこにつきるかと思います。
大規模栽培で安価な作物は、それをやっている大規模農家には絶対かなわないかと。
私のような小規模栽培では、面積あたりの栽培数が減ったとしても、質の良い物を作る事が大切でしょう。
極論ですけど、同じ面積でニンニク栽培するにしても、こんな比較が出来ると思います。
<パターン1>
・100個植える(種が1個50円で計5000円)
・100個管理する
・70個収穫(70%)
・1個100円で販売
・売上7000円 - 種代5000円 = 利益2000円
<パターン2>
・50個植える(種が1個50円で計2500円)
・50個管理する
・40個収穫(80%)
・1個150円で販売
・売上6000円 - 種代2500円 = 利益3500円
比較の金額には入れてませんが、管理する個数も減る事で、管理費も下がります。
植え付けた個数は減らしたのに、その分単価を高く出来る上に管理も楽になる・・・
もちろんこんな簡単にはいかないでしょうが、目指すところはこういう農業です。
その為にも、高品質の作物が作れるようにならねば!・・という事がわかったのがこの1年でした。
土壌改良の為に深耕する
・土壌の奥深くまで空気(酸素)を含ませる為
・その空気で好気性微生物を増やす為
・排水性を上げる為
上記の理由でなるべく深く土壌を耕しています。
深さ約50cm、心土が出てくるまで鍬とスコップで掘り進めました。
途中で雨が降っても、水が溜まらぬよう排水路も設けてます。
なかなかに重労働、やっぱり平地で重機を使いたい^^;
乳酸菌もみがらぼかしも、ある程度すき込んでいきます。
いつも表層に鋤き込むのと同じ量を、深耕時にも施肥してしまうと、ぼかしの量がとても足りないので、減らしてます。
ガンガン掘り進めます。
この写真の右端から開始して、だいたいここまで半日作業。
畑の面積全てを、こうやって人力でやっていくには無理があります。
なので、今回はやれるところまでの面積を、妥協せず深耕するのを目標にしています。
そうすれば、やったところとやっていないところで、栽培の比較も出来るかと。
深耕した方が良いのがはっきりすれば、今後平地で栽培する時なんかでも、深耕出来る機器を導入すれば良いのですしね。
しかし今年の夏の暑さの中では、結構しんどいです^^;