畑の深耕中-土壌改良を進める

2019年8月15日

ニンニク収穫後、次の植え付けまでの間に畑の土壌改良を進めています。

目指すところは以前にも記事にした通り。

1年通して、栽培管理・収穫・乾燥・販売を初めてやってみた結果としては、いかに多くつくるかでは無く、いかに高品質で差別化できる作物をつくるか、そこにつきるかと思います。

大規模栽培で安価な作物は、それをやっている大規模農家には絶対かなわないかと。

私のような小規模栽培では、面積あたりの栽培数が減ったとしても、質の良い物を作る事が大切でしょう。

極論ですけど、同じ面積でニンニク栽培するにしても、こんな比較が出来ると思います。

<パターン1>
・100個植える(種が1個50円で計5000円)
・100個管理する
・70個収穫(70%)
・1個100円で販売
・売上7000円 - 種代5000円 = 利益2000円

<パターン2>
・50個植える(種が1個50円で計2500円)
・50個管理する
・40個収穫(80%)
・1個150円で販売
・売上6000円 - 種代2500円 = 利益3500円

比較の金額には入れてませんが、管理する個数も減る事で、管理費も下がります。

植え付けた個数は減らしたのに、その分単価を高く出来る上に管理も楽になる・・・

もちろんこんな簡単にはいかないでしょうが、目指すところはこういう農業です。

その為にも、高品質の作物が作れるようにならねば!・・という事がわかったのがこの1年でした。

土壌改良の為に深耕する

・土壌の奥深くまで空気(酸素)を含ませる為
・その空気で好気性微生物を増やす為
・排水性を上げる為

上記の理由でなるべく深く土壌を耕しています。

畑の深耕1

深さ約50cm、心土が出てくるまで鍬とスコップで掘り進めました。

途中で雨が降っても、水が溜まらぬよう排水路も設けてます。

なかなかに重労働、やっぱり平地で重機を使いたい^^;

畑を深耕して、乳酸菌もみがらぼかしを鋤き込む

乳酸菌もみがらぼかしも、ある程度すき込んでいきます。

いつも表層に鋤き込むのと同じ量を、深耕時にも施肥してしまうと、ぼかしの量がとても足りないので、減らしてます。

ガンガン掘り進めます。

この写真の右端から開始して、だいたいここまで半日作業。

畑の面積全てを、こうやって人力でやっていくには無理があります。

なので、今回はやれるところまでの面積を、妥協せず深耕するのを目標にしています。

そうすれば、やったところとやっていないところで、栽培の比較も出来るかと。

深耕した方が良いのがはっきりすれば、今後平地で栽培する時なんかでも、深耕出来る機器を導入すれば良いのですしね。

しかし今年の夏の暑さの中では、結構しんどいです^^;