雨樋(たてとい)の破損をDIYで修理する
子供達が、自転車で遊んでいる時にぶつけて壊してしまった雨樋・・
業者に頼んで修理しても良いですが、DIYerとしては自分で直したいところ。
むしろワクワクしてくるってもんです♪
雨樋の名称
一口に雨樋と言っても、場所と形状によって様々な名称があります。
- 軒樋(のきとい):雨樋と言えばまず思いつく物。屋根からの雨を集める役目
- 竪樋(たてとい):縦樋・たてどいとも。軒樋で集めた雨水を地面まで下ろす縦型の雨樋
- 集水器:軒樋と竪樋を繋ぐ部品 などなど
雨樋の形状によっても、溝形・管型・鎖型・箱樋など、まぁ様々です。
今回壊れたのは、角形状のたてとい。
パナソニックのS30というシリーズです。
最も一般的なのは、丸形状のたてといでしょう。
ホームセンターでも、ほとんどが丸形でした。
たてといの修理方法
軒樋の修理方法は調べればいくらでも出てきたのですが、たてといの情報が少ないですね。
自分なりに色々と調べてみました。
補修テープで簡易的に直す
壊れた部分が小さくて、最も簡単に補修するなら、補修テープを使う手もあります。
でも、今回みたいにガッツリ割れている場合は無理。ちゃんと部材を使って直しましょう。
破損部分を切断する
まずは破損部分を切断します。
切った部分は、継手の中に隠れるので、ある程度荒くても問題は無いです。
でも、今回は丁寧に切りました。
木工で使っている、木材を真っ直ぐに切る為の治具、「ソーガイド」を使いました。
薄刃のノコギリもセットで、直角や45度の切断がキレイに出来るスグレモノ。
これを使って真っ直ぐに切り落とします。
まぁ、これが無くても、普通のノコギリで十分切れます。
なるべく刃が細かい方が、切りやすいとは思います。
頑張れば、太いカッターでも切れるかも?
通常の継手で部分補修は出来るのか?
続いて、切り落とした部分を新たに購入した竪樋で繋ぎます。
最初は、たてといの部材と継ぎ手を2個買えば良いと思ってました。
割れたところを切って、入れ替える感じですね。
でも、よく考えると部分修理の場合はこれではダメ。
新築時は、上から順番に繋いでいくので良いのですが、破損した一部だけを取り替える時は、通常の継ぎ手は使えません。
伸縮たて継手を使って補修する
という事で調べてみると、こういう時には伸縮たて継手という部材を使うようです。
パナソニックの雨樋ではこの名称ですが、他には「やりとり継手」・「やりとりソケット」・「伸縮ソケット」という名称もあるようです。
本来は、温度変化で膨張したり縮んだりした時に、たてといが壊れないよう変位を吸収する為の部材のようですが、一部破損の時の修理にも使えると、メーカー説明書にも記載されていました。
この伸縮ソケット、要するに伸び縮みするストローと一緒の構造です。
わかりやすいよう、動画もUPしておきましょうか。
この伸縮する長さは、約120mm。
まぁだいたい半分程は入れ込むとすれば、たてとい部の長さは切った部分から70mmほど短くしておけばいいでしょう。
あまり短いと伸縮継手から出てしまいますし、長すぎると切断した部分に入りません。
最後に、元のたてといに継手を差し込む時は専用の接着剤を使います。
上の継手だけ接着剤を使い、下の伸縮たて継手は接着不要です。
せっかく伸び縮みしますからね。
これで修理完了です!
直ってスッキリ!これでまたDIY経験値が上がりました♪
いつまた壊れても、どんとこいです(^^)