物置に電源を引き込む-1
黒ニンニクを作る際、匂いが強烈なので物置で作っているのですが、電源をどうするかが悩みでした。
最初は、外についているコンセントから延長ケーブルを引っ張っていたのですが、当然扉は閉められず。
匂いも漏れるし、防犯上もよろしくありません。
そこで、物置に電源を引き込む事にしました。
イメージとしては、以下の写真のような感じです。
電気関係のDIYを行うのに必要な資格
コンセントに延長ケーブルを挿すだけなら、なんの資格もありません(危険じゃないからね)
でも、コンセントの裏側から分岐して、配線や結線を行うには、電気工事士という資格が必要です。
一般家庭の100V電源を扱うのであれば、第二種電気工事士があればOK。
ある程度の勉強と技術が必要な資格ですが、本格的なDIYをやるには必須の資格と思います。
ヘタに電気をいじると、最悪火事の恐れもありますので、くれぐれも無資格で行わないようにしましょう。
・・私?こんなこともあろうかと、この一年前に取得済みですよ(^^)
引き込み場所を考える
我が家の屋外コンセントと物置は、割とすぐ近くにあります。
遠くから引くのは大変なので、ここにコンセントがあったのは助かりました。
(設計士さんありがとう!)
ただ、物置に穴を開けないと電源ケーブルの引き込みは出来ません。
壁に穴を開けるのが一般的なようですが、見栄え的には下からの方が良いかな?
という事で、屋外コンセントから分岐して、土の中を通り、物置の下を貫通させて引き込む事にしました。
なお、屋外コンセントへの結線は、安全上一番最後になります。
まずはその他の部分を全て終わらせましょう。
物置に穴を開ける
一般的な物置の床や壁は、ガルバリウム鋼板のような、薄い鉄の板にメッキ加工した素材を使う事が多いです。
錆に強く、薄く軽いのが特徴ですね。
これに、ケーブル引き込み用の穴を開けます。
開ける穴の大きさは直径21mm、理由は後ほど。
なお、大きな穴を開ける場合は"ホルソー"というドリルが役に立ちます。
物置の床や壁は、だいたい厚さ1mm以下。
インパクトで開ける場合は厚さ1.2mmまでと書いてあるので、範囲内です。
このように、ドーナツ状のドリルになっていて、外周だけ削って大きな穴を開けるんですね。
開けたい場所にポンチを打ち、ホルソーを押し込むとほんの数秒で開きました!
・・・が、真裏に障害物があって、ギリギリケーブルが通らない(・_・;)
仕方なく、すぐ横に開け直しました。ちゃんと調べてから開けないとダメですね^^;
まぁ、ケーブル通してから塞ぐとしましょう。
物置の床に開けた穴へ、PF管コネクタを接続する
開けた穴は縁が鋭いので、ケーブルを直接通すと傷が付きます。
ですので、保護用にPF管とPF管コネクタという部品を使います。
PF管は、ケーブルを保護するチューブ。
それをボックスなどに固定するのがPF管コネクタです。
コネクタのロック部分を「解除」にして、PF管を差し込んでから「接続」に回せば、取れなくなります。
そして、PF管コネクタのナット部分を外して、床を挟み込むようにして締め込みます。
ホルソーが21mmなのは、このPF管コネクタがちょうど入るサイズなんです。
穴はまた後で塞ぎましょう。
PF管を土中に埋設する
屋外コンセントまでケーブルが露出していては、みっともないですし通る度に邪魔ですので、地中に埋めてしまいましょう。
通すルートを掘ります。
本来、地中に埋める時には上からの圧力に負けないよう、かなり深く掘る必要があるのですが、ここは人しか通らないので浅くしか掘りませんでした。
PF管を土中に埋めたら、土を戻しておきます。
これで、屋外コンセントから物置までケーブルを這わす事が出来ました。
物置の中と、屋外コンセントへの結線は次回に続きます!