ニンニク種子の植付け準備・種子消毒
9月に届いていた、ニンニクの種子30kg。
すぐにはバラさず、室内で温度が一定になるところで保管していました。
芽が出てくる時期に近い方が、バラしやすいのです。
それでも、30kgの種子をバラすのは大変な作業ですね・・
植付け適した種子だけ選別する
私が栽培するニンニクの品種(暖地系・嘉定種)では、植付けに適した重量は1片4~9gといったところです。
大きければ良いという事もなく、病気にかかりにくく育てやすいのがこのあたりの重量です。
10g以上は、自家消費用の黒にんにく製造用として使おうと思っています。
3gは、種子が不足した時用の予備。それ未満は使いません。
1片ずつバラし、重量を計り、選別していく・・・
一人でやると、10kg処理するのに7時間ぐらいかかりましたかね?
家族にも手伝ってもらいながら、準備を進めます。
後で薬剤処理しやすいように、ネットにいれておきます。
これで1/3ぐらいの量です。
これを12時間程度水に浸けて、発芽を促します。
いつも使っているもみ殻袋を活用するのが便利。
コンテナも併用して、一晩浸けておきました。
水を吸う事も考慮して、多めの水を入れておきましょう。
ニンニクの種子消毒
2種類の薬剤で種子消毒をします。
1つ目は、ガードホープによるチューリップサビダニの被害予防。
500倍で薄めた薬剤に30分浸します。
これも、もみ殻袋を活用。
あ、薬剤を使うときはちゃんと防備しましょうね。
ゴーグル・ビニール手袋・マスク・ヤッケなどなど。
目や口に入ったりしたら大変です。
30分後、2つ目の薬剤でイモグサレセンチュウ対策をします。
それが、ベンレートT水和剤20
1kgの種子に対して10g使うので、30kg分で300gを用意します。
以前も書きましたが、ベンレートT水和剤20は、JAで販売している薬剤です。
一般で購入するなら、ホーマイ水和剤でもOKです。
ベンレートT水和剤20による消毒も、そのままもみ殻袋を使います。
なんて便利な袋・・
袋の中に種子と規定量の薬剤を入れて、シェイク!
種子に傷がつかない程度に、でもしっかりまんべんなく粉が付着するよう混ぜます。
最後に乾かしますが、下にペットシーツを敷くと便利ですね。
薬剤の色があちこちに染み込むのを防いでくれるし、余計な水分も吸い取ってくれるので重宝しています。
まぁ、ビニールシートの上でも良いとは思いますが。
しっかり乾いたら種子消毒完了!
後は植付けだけですね。