ニンニクの病はだいたい水分が原因
いよいよニンニクも根が動き出す時期ですね。
春になると、生育が加速すると同時に、病気の心配も増してきます。
代表的な病気は、サビ病や春腐病、葉枯病です。
これらの病気、原因はつきつめると「水分」となります。
過剰な水分の何が悪いか
土壌の水分が過剰だと、カビや細菌が増殖します。
まぁ、イメージできますよね。梅雨時期のカビなんてイヤなもんです。
それらが、作物の根・葉・茎に増殖して悪さをします。
サビ病なら糸状菌というカビですし、春腐病は細菌が原因です。
根が動くと同時に、こいつらも動くってワケですね。
でも原因がわかっているなら、対策もわかりやすいです。
- 土壌の水分を適切にする
- 排水をしっかりする(明渠・暗渠)
- 風通しを良くする(株間や植え付け方向)
- 原因菌を駆除する薬剤を使う
上2つは、予防としても有効的です。
雨が多くなる春になってからやっても充分間に合いますが、植え付け時にやっておきたいですね。
発症させないのが一番!
あともう一つ大事なのが、肥料をやりすぎないこと。
特に窒素成分。
窒素過多になると、病原菌に栄養与えているようなものだし、ニンニクの場合はスポンジ玉になる危険性も上がります。
栄養も水分も、適切な量を適切な時期に与える。このことを忘れずに栽培していきましょう!