植え付け用ニンニク種子の準備をするーニンニク栽培記2022-23(3)

畑の方は畝立ても終わり、植え付けの準備は完了しました。

天気の良い時にそこまで一気にやった後は、種子の準備を進めます。

8月には届いていた種子30kg。

これを1個ずつ割っていきますが、基本的に植え付け直前にやるようにしています。

植え付け時期には割れやすくなる・鮮度を保つ・傷がついたとしても放置しない・・・などの理由ですね。

割った種子を重量ごとにわける

植え付ける種子には、ちょうどよい重量というのがあります。

大きく重い種子だと、大きなニンニクに育ちやすい傾向なのですが、同時に障害も起きやすいですね。

分球しないスポンジ玉になりがち。

そして逆に小さく軽すぎる種子は、大きく育ちません。

最適なのは、1粒5g~8gあたりです。

・・これを1個ずつ割りながら計って分別するのが、正直面倒・・・

去年の様子

数日、家族総出でやりました。(子どもたちにはお給料を払いつつ、手伝ってもらった)

ネット分けて入れ、それぞれの重量を確認していきます。

ニンニクの種子消毒

ニンニクは病害に強い方ですが、一度発症すると逆に抑えるのが難しい作物です。

ですので、発症させないのが大事。

植え付け前に、種子の消毒をしていきます。

・・の前に、まず植え付け前日に12時間浸水。

発芽のタイミングを揃える為です。

丈夫なもみ殻袋にニンニクを入れ、水を張ります。

隠し味に、玄米アミノ酸酵素液を500倍希釈になるよう、ちょっと入れておきます。

12時間後、チューリップサビダニ対策としてガードホープを500倍希釈になるように、この袋の中に入れます。

これも去年の写真

ガードホープは劇物農薬なので、取り扱いと保管には充分注意しましょう。

この浸水は30分でOK。

そしてイモグサレセンチュウ対策として、ベンレートT水和剤を使います。

種子が湿っているうちに、粉体の薬剤を種子にまとわせます。

これまた去年の

この作業をするときも、丈夫なもみ殻袋とペットシーツが便利ですね。

数時間、陰干しすれば種子の準備完了です。

さぁ、いよいよ次回は植え付けです!