折れた鍬の柄を交換する
グッと力を込めて土を起こしたら、バキッと鍬の柄が折れてしまいました。
ちょっとヒビが入ってたのはわかっていたのですけど、放置しちゃダメですね・・・
以前は金物屋さんで直して貰いましたが、今回は自分で修理してみます。
交換用の柄は色々売っている
園芸店・金物屋・ホームセンターなど、鍬を売っているところなら交換用の柄もだいたい売っています。
ただ、いろいろな形がありますから、間違えずに買うなら、折れた柄を持っていって、「同じものが欲しい」と店員さんに伝えるのが間違いないでしょう。
鍬の柄(並行に四角い)なのか、バチヅルの柄(楕円)なのか、掛矢の柄(先端ほど太い。テーパ)なのか、色々と違うんです。
あと、長さも違いますね。これは地域性もあるようですが。
今回は、あえて長さを変えてみました。
1200mmの長い柄を購入。
使っていてもうちょっと長さが欲しいなぁ・・と思う事が多かったし、長過ぎたら切り詰めればいいですしね。
鍬に柄を取り付ける
まず、柄の先端についている金具を取り外します。
これは販売用ってだけですから、不要です。
外したら、柄の上側から鍬を入れます。
ちょっと硬いと思いますが、持ち手側を下にしてコンコン叩いていれましょう。
柄の先端が少し出るぐらいまで入れます。
入りにくいようなら、ハンマー使ってもいいかも。
続いて、クサビを打ち込みます。
柄が折れたり取れたりした際に無くなってしまっても、クサビ単体で売っていますから大丈夫。
これはハンマーでガンガン打ち込みます。
使っているうちに木が痩せてきますので、そうしたらクサビをさらに打ち込んでしっかり固定します。
あと、クサビを入れる場所は、鍬の内側か外側かで、ほんの少しだけ鍬の長さが変わりますが、まぁそのあたりはお好みで。
さてこれで修理完了、また鍬をガンガンに使い込めます。
最近の農機具は、ステンレス製だったり、柄がアルミ製だったり、軽さやサビにくさを売りにしている事もあります。
でも、アルミ製は折れたら交換出来ないし、ステンレス製は硬さと切れ味が鉄製に劣る上に修理も難しいです。
木の柄は折れても交換出来るし、鉄製の本体も使い込んで欠けても金物屋さんで修理可能ですし、そういう使い方が前提です。
鉄製の本体と木製の柄、この組み合わせが一番長く確実に使える、古来から続く完成された形なのだと思います(^^)