玄米アミノ酸米ぬかぼかしを少量で簡単お手軽に仕込む

2022年1月24日

普段畑に投入しているのは、籾殻を好気性発酵した乳酸菌もみがらぼかし。

土の微生物性・物性・排水性を改善してくれる、最高のぼかし肥料だと思っています。

乳酸菌もみがらぼかしの作り方 記事一覧

今栽培中のオクラでも、この乳酸菌もみがらぼかしと光合成促進剤である玄米アミノ酸酵素液の葉面散布しか使っていませんが、一度も病気にかからず、消毒も必要無しに元気に育っています。

ただ、仕込みから完成まで一ヶ月ほどかかるのと、即効性は弱い事。

そして気温が高く猛暑が続くような場合は、あまり多くの有機物を入れない方が良いという事もあり、今回は別のぼかし肥料の仕込みと施肥を行います。

玄米アミノ酸米ぬかぼかしを少量仕込む

米ぬかを好気性発酵させて作る、ぼかし肥料です。

材料は米ぬかだけ。そこへ元菌の「玄米アミノ酸酵素 粒体」を混ぜて一週間発酵させます。

公式の作り方だと、最低100kg~の仕込み量となっています。

確かに量がある程度あったほうが発酵も安定するし、作りやすいのですが、そんな大量には使わない人も多いでしょう。

私も、今の畑の広さなら、10kgから30kgもあれば充分(2020年9月時点で)。

ですので今回は30kgを仕込んでみましょう。

そのコツを紹介します。

まず、材料は公式の作り方からそのまま割合で量を調整。

100kgを30kgで作るので、どの材料もだいたい1/3用意します。

仕込むのは、土の上などの水が浸透する場所が良いです。

シートの上だと、水が多かった場合に即そこから腐敗しますのでね。

今回は、さらに工夫して通気性のあるフレコンバッグを用意してみました。

背景が透けていますね。好気性発酵をするので、空気が入るほうが望ましいです。

ここまで大きなフレコンは、個人ではなかなか入手が難しいので、麻袋なんかも良いですよ。

コーヒー豆輸入で使っている麻袋、リサイクル品として結構売っています。

私も以前はこれを使っていましたが、結構通気性もあります。

地面の上で仕込んでも良いのですが、これぐらいの量なら袋の中で仕込みや撹拌をしてしまえば、すごく簡単です(^^)

材料(米ぬか30kg、玄米アミノ酸酵素 粉体1kg、玄米アミノ酸酵素液100倍希釈7L)を全てフレコンバッグの中でよく混ぜ合わせます。

水分量は、米ぬかをギュッと握りしめ、固まるけど簡単にほぐれるぐらいが目安です。このあたりは慣れと経験もありますね。

あとはなるべく一箇所に山積みし、温度が上がるのを待ちます。

最初の発酵がスムーズに行けば簡単ですが、冬場などは50度のお湯にしたり、ペットボトルで湯たんぽを作って中に入れたりして、発酵を促しましょう。

今回、私はさらに通気性をあげようと、メッシュコンテナの上に置きました。

効果はよくわからないですけどね(笑)

米ぬかぼかしの発酵状況確認

うまく発酵が進めば、翌日には温度が上がっているはずです。

50度前後が目安。低いときはもう少し待つか、水分を少し足してみましょう。

高いときは、基本放置。温度が下がるのを待ちます。

少量ですので、しっかり酸素を送り込む為にも毎日撹拌します。

フレコンバッグの端を持ち上げて撹拌すれば簡単!

麻袋なら、別の麻袋に入れ替えてもいいし、転がしてもいいでしょう。

毎日温度を確認し、だいたい50度前後を7日間キープできれば完成です!

もしくは、米ぬかの表面がビッシリ白くなったり、甘酒のような甘い発酵臭がしてきても完成の証ですね。

玄米アミノ酸米ぬかぼかしの使い方

完成したら、温度が高いまま作物の株元にすき込んでもOKです。

根の先あたりにすき込むほうが効果が高くなります。

ビニールマルチを使っているなら、穴の上に山盛りで乗せたり、通路にすき込んでも効果はあります。

すぐ使わないなら、日陰で広げて乾かして、通気性の良い袋(麻袋はピッタリ!)に入れておけば、1~2ヶ月ほどは問題ありません。

すでに米ぬかは発酵によって植物が吸収しやすい状態に変化していますので、施肥すれば効果はわりとすぐ出てきます。

夏を越えて力を使ってしまったオクラも、これで元気を取り戻して欲しいと願い、たっぷりすき込みました。

効果はまた報告しますね!