オクラの管理-中耕と土寄せ-

8月も中旬、暑い日が続きますね。

オクラはアフリカやインドが原産と言われており、年中暑い地域で育つ植物です。

本来は多年草で、原産地では何年間も実をつけるそうですが、背丈はどうなっていくのか興味深いです。
(一年草として栽培する日本でだって、2mを越すぐらい育ちます)

さて、そんなオクラですので暑いほど旺盛に生長していくのですが、管理も適切に行なっていきます。

オクラの中耕

これまで何度も書いていますが、私は作物の栽培にビニールマルチを使いません。

猛暑・酷暑の夏にビニールマルチはどうなる?

梅雨の長雨・8月の猛暑と、作物には厳しい条件の中でマルチを使用すると、中がサウナのように高温多湿となり、植物にとって悪影響が出やすいです。

かつ、病害の原因にもなるカビも発生しやすくなるので、雑草の抑制が出来るとしても、マルチは無い方が良いと考えています。

その雑草も、うまく管理すればほとんど困りません。

雑草が小さいうちに、中耕して土にすき込んでしまえば良いのです。

中耕で、酸素の供給・排水性の向上も出来ますので、作物にも好影響となりますしね(^^)

さて中耕ですが、栽培面積が広ければ管理機やトラクターでやるところですが、面積も小さいのでこんな道具を使ってみました。

「たがやす」という商品で、狭い条間や畝間の中耕に使える道具です。

手裏剣のような鋭い歯がついたコロを土の上でゴロゴロ転がして、土の表面を掻き回す感じですね。

たがやす T-14

実はニンニク用として購入していたのですが、ニンニクの葉を巻き込んでしまったので、お蔵入り(オクラじゃないけど)

しばらく眠っていたのですが、オクラは上へ上へと伸びていくので、これが使えるかなと思いたって引っ張り出してみました。

結果は上々!

かる~く中耕出来るし、巻き込む葉も無いし、とても役立ちました(^^)

オクラの土寄せ

通路も中耕した後は、土寄せをします。

これも、本来は管理機などを使いたいところですが、小さい面積なので手作業でやっちゃいます!

起した土を、レーキで株元に寄せていきます。

これで、株周りの雑草抑制・倒伏を防止・通気性改善などの効果が期待できます。

中耕と土寄せはセットで行った方が、手間も少ないし効果も高くなるのでオススメ!

この中耕と土寄せは、ビニールマルチをしていると出来ない・・という面もあります。


去年よりも暑くなっている2020年。

栽培管理もそれに対応して、最後までしっかり収穫しますよー!