冬場の施設栽培では管理方法に注意する

12月末、一番日照時間が短い季節です。

前回書いたように、休眠するような植物にはあまり余計な世話は不要ですが、施設やパイプハウスの栽培では、様々な手段での積極的な管理が有効です。

結露によるカビの発生と障害対策

ある程度の暖地であれば、冬季間もパイプハウスでの栽培が可能です。

寒さで虫害の心配は減るものの、どちらかというと問題は湿害。

外気温とハウス内部の気温差で結露が発生。

それによって湿気がこもり、カビの温床となりやすいです。

対策のひとつとして、植物の力を借りてみるのも手。

光合成を活発にさせれば、植物はたくさん呼吸をします。

それにより、ハウス内部の空気も循環し清浄化され、カビの抑制に繋がります。

玄米アミノ酸酵素液などの光合成促進剤を上手に活用してみましょう。

それに、光合成がしっかり行われる事で、植物自身も強くなり、カビによる病気にも掛からなくなるといった面もあります。

土の保湿力を上げる

ハウス内部では、土の保湿力を上げるのも非常に重要です。

微生物が豊富な土壌というのは、土の保湿力が高いだけでなく含有する酸素量も多くなり、嫌気性で増殖するようなセンチュウ対策にも繋がります。

微生物性を上げていくには、やはり乳酸菌もみがらぼかしの散布と鋤き込みが有効です。

また、微生物が活発であれば地温も上がり、ハウス栽培にもメリットが大きいです。

燃料を使うだけが、ハウス内部の温度を上げる手段では無いという事ですね(^^)

 

植物や微生物の力を上手に利用して、上手に栽培をしてみましょう!